Books

「愛とは何か」を科学する 人が人を愛するとき、脳と心で何が起きているのか?

ローン フランク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784416523001
ISBN 10 : 4416523009
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

デンマーク文化庁の文化栄誉賞(文学部門)授与作品が日本上陸!

13年連れ添った夫を癌で亡くした著者は、もっと上手に人を愛せるようになりたいと、愛とは何か探求しはじめる。

愛こそが人間を種として特徴づける。また愛は私たち一人一人の個性を特徴づける。ここに鍵がありそうだ。
自分自身のことを真に知る最良の道は、人が愛とどう向き合ってきたかを解き明かし、その原因を探すことだ。
そのため著者は、自分自身の内情をさらしはじめ、個人的な問いを立てることで、一般的なものの見方を模索する。

・なぜ子ども時代の親との愛着関係が、大人になってからの恋愛関係に影響するのか?
・「浮気の遺伝子」が発見された?
・運命の相手(ソウルメイト)は存在するのか? などなど。

溺愛してくれた父のこと、両親の離婚、高校生の時に乳がんで亡くなった母との思い出、父のアルコール中毒と浮気と肺炎による死、年の離れた弟との不仲、夫とのネット上での出会いや、夫と出会う以前の男性関係などを振り返り、自分は他者への共感力が低く、無感情で、回りの人のことなど気にしない冷たい人間なのでは、と不安を抱く。
さらに、子どもを持たないのは、大人になることから抗おうとする未成熟な精神の表れなのか、といった極めてパーソナルな葛藤と向き合う。

過去の記憶と、心理士のアスガー・ニューマンなどの研究者たちと対話を交わす中で、ネットの登場によるコミュニケーションの変容、心理学における愛着研究の変遷、恋愛による脳の動きや分泌される化学物質など、愛を巡る様々なテーマについて、哲学、心理学、神経科学、生物学、進化学など複数の学問を横断しながらめぐる壮大な精神的旅路。

【著者紹介】
ローン フランク : 1966年生まれ。デンマークを代表するポピュラーサイエンス作家。神経生物学博士。1998年以来、科学ジャーナリストとしてウィークエンド新聞勤務。他にコメンテーターや講演者として活動。ラジオやテレビやドキュメンタリー映画にも携わる

枇谷玲子 : 1980年生まれ。大阪外国語大学でデンマーク語を学ぶ。デンマークに留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ミミミ

    あんまり科学してない気がする

  • Humbaba

    自分にとって大切なものであっても、それがうまく理解できるとは限らない。いくら自分の頭で考えても、なかなかまとまってくれないということはあり、そのようなときにこそ他者との対話が効果を発揮する。相手の言葉についても完全に理解できるわけではないし、咀嚼するのに時間がかかることもある。それでも本当に大切に思っていることであれば考えるということはとてもう有効なことになる。

  • Go Extreme

    人間・何を望んだらいいのかけっして知りえない 愛の特性ーひとつの核となる概念や物事に簡約化できず 愛は感情ではなく絆の質のこと 個人が愛をどう主観的に体験するかで個別に理解される 受け継がれたDNA→愛のニーズと能力のりんっかくを作る 遺伝をよりよく理解→環境の役割をよりよく理解 遺伝子ー組み込まれ・孤立した状態のプログラム<絶え間ない生命のダンスとして進化 可塑性ー細胞ネットワークは変調しうる 身近な愛に十分に目を向けていない気づきと喪失→新たな自己認識と軌道修正の機会

  • やっこ

    恋愛初期におけるドーパミン報酬系とオキシトシン分泌の相互作用を「生存のドライブ」として位置づけ これが執着や高揚感をもたらし、やがて長期的な絆形成へとつながるプロセスを循環的に説明 愛という感情が単一の領域で完結せず、報酬系・情動制御系・社会認知系が協調する「動的システム」であることを強調

  • 昌也

    再読

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items