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きいろいバス

ローレン・ロング

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784751532577
ISBN 10 : 475153257X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもたちを送迎するピカピカの黄色いスクールバス。時は流れ、乗りこむ者は老人になったり、家のない人々になったり、元気なヤギになったりしましたが、そこには常によろこびがあふれていました。しかし、とうとう乗る者のいなくなったバスは、じっとするしかありませんでした。小鳥一羽もはばたかない、川べりのはらっぱのすみっこで。すると‥‥。

忘れ去られた黄色いスクールバスが、ふたたび幸せに輝ける場所を見つける物語です。

【著者紹介】
ローレン・ロング : アメリカ、ミズーリ州生まれ。ケンタッキー大学でグラフィック・デザインを学んだ後、イラストレーターとして、「タイム」「リーダーズ・ダイジェスト」「フォーブス」誌で活躍。おもな作品にゴールデンカイト賞受賞作『あこがれの機関車』(小峰書店)がある

林木林 : 詩人、絵本作家。詩情あふれる独自の視点で多彩な作品を手がける。自作の詩を自身の朗読で競い合う「詩のボクシング」第4回全国大会で優勝。『ひだまり』(光村教育図書)で第66回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、『みどりのほし』(童心社)で第6回児童ペン賞絵本賞、『二番目の悪者』(小さい書房)で「図書館員がえらぶ選書センター大賞2022」大賞を受賞。詩集、絵本、翻訳、作詞など作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ

    哀愁漂う絵本。便利になるほど忘れてしまうことが描かれている。子どもたちを運んでいたきいろいバスは、未来の希望を乗せていた。時には、高齢の方を大切な場所へ運んでいたきいろいバスは、安心を届けていた。この街を行き交う機会が徐々に減っていくと、皆の記憶から薄れていく。私たちは孤独を嫌い、寂しさを避けて楽しさを探しているけれど、それは誰でもそうなのではないだろうか。夕暮れを過ぎて、色の消えてしまった宵の灯からこぼれた雫、その温もりが支えてくれるときもある。自ら動けなくなっても寄り添いがあれば、心は微かに保たれる。

  • 花ママ

    モノクロの背景に、きいろいバスの黄色がくっきり浮かび上がり、これが主人公なんだと小さい子にもわかります。長い年月が立ち走れなくなっても、いろいろな者が利用してバスを喜ばせます。最後には・・読み聞かせしてあげたい絵本です。

  • けんとまん1007

    黄色いバス・・と言うと、やはりスクールバスを連想する。そんな黄色いバスのものがたり。どんどん、その役割が変わっていく。ふと、思う。黄色いバスが象徴するものは何だろう・・?深く、広がりのある1冊だと思う。

  • Yemi

    バスの一生を描いたお話。現役時代は必要とされる場所が明確で賑やかです。ありがとうという言葉をたくさんもらえたと思います。少しずつうしろへ…いつの間にか誰もいない場所へ…そんな中でも集まってくれる仲間がいました。寂しさと切なさの中に温かさもあり人の一生と重なります。子育ても終盤の現役引退が見えてきた世代の私としては感じるものがありました。

  • seacalf

    表紙絵からは想像できない黄色いバスの数奇な運命を紡いだ物語。スクールバスを引退してからも活躍の場があったが長らく放置されてしまう。でもここからが面白くて、思いがけない出会いの数々がバスを喜びでいっぱいにしてくれる。モノクロの街並みや風景も見どころのひとつ。なんと実際にジオラマを作ってからスケッチを描いたという。なるほど、胸に迫るリアルさを感じる訳だ。この話のモデルは作者が普段走っている近所の森のランニングコースのそばに佇む黄色いバスとのこと。そこからこれだけ見事な物語を生み出すのだから何とも素敵なことだ。

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