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ポスト・ファシズムの日本 戦後鎌倉の政治文化

ローラ・ハイン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784409520895
ISBN 10 : 440952089X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

地方から戦後民主主義をどう構築したのか?戦争を生き抜いた知識人は、どのようにファシズムの時代を悔悟し、戦争体験と折り合いをつけて社会を再生していったのか。若い力を活かし戦後の反省から政治、文化、教育、美術から地域観光、環境政策まで、どう制度や世論を構築していったのか。鎌倉という地方から問う新たな歴史。

目次 : 序章 ポスト・ファシズムの政治文化(ファシズムへの回帰を防ぐ/ ファシズム後―悔恨共同体/ 遠回しに話される交渉/ 民主的な制度を創設する)/ 第1章 鎌倉という場所(地域コスモポリタニズムの再創出/ 戦後のビーチ文化)/ 第2章 鎌倉アカデミアと人文教育(ポスト・ファシズムの未来のための教育/ 人文学を選択する/ 学生と教員の交流/ アカデミアの終焉)/ 第3章 物語を紡ぐ博物館―神奈川県立近代美術館(美術館を創設する/ 土方の知的遍歴/ 展覧会のテーマ/ 都市政策としての美術館/ 現代中国を受け容れる)/ 第4章 都市行政―社会科学と民主主義(地方自治体を強くし、民主主義を形成する/ 正木市長の知的な旅/ 土地利用と環境保全/ 平和運動、民主的空間、そして都市外交/ 政治的怨恨の源泉)/ 終章

【著者紹介】
ローラ・ハイン : 1986年ウィスコンシン大学マディソン校にて博士号取得。専門は日本現代史。現在、ノースウェスタン大学歴史学部教授

中野耕太郎 : 東京大学総合文化研究科教授。博士(文学)京都大学

奥田博子 : 関東学院大学教授。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。ノースウェスタン大学にてPh.D.取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 八八

    戦後をファシズムを経験した後、"ポスト・ファシズム"と位置付け、戦中にファシズムを経験した作家や官僚など、いわゆる知識人が日本をファシズムへ逆転することを、どの様に構想し、実現させたのかを論じる。本著の魅力は、鎌倉市が重要な舞台であったことを提示し、観光、芸術、行政を切り口に見事に論を描いた点にある。戦後民主主義が如何に展開したかを、政治文化の視角で研究した好著であるのは間違いない。

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