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その他もろもろ ある予言譚

ローズ・マコーリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861828300
ISBN 10 : 4861828309
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

第一次大戦後の英国。国民を知力でランク分けするという大胆な政策を打ち出す脳務省に務めるキティは、脳務大臣のニコラスと密かに愛を育んでいたが、脳務省の権力が増大していく中、二人の愛は迷走する…百年の時を経て蘇ったフェミニスト・ディストピア小説!

【著者紹介】
ローズ・マコーリー : 1881‐1958。イギリスの作家。20代で詩作を始め後に小説を執筆。第一次世界大戦末期にはロンドン文学界で名を知られるようになる。17年1月から戦争省(陸軍省)、18年初冬から情報省に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かもめ通信

    巻末収録の北村紗衣氏の解説によると、1918年にイギリスで発表されたこの作品は、政治とメディアの関係を辛辣に風刺した内容が攻撃的すぎるとのことですぐに回収されてしまったのだとか。翌年、若干の修正後再刊されたが、その後100年間ほぼ注目されることがなかったこの作品が、何故今になって注目を浴びることになったのか、その原因の分析を含めた解説もなかなか興味深い。確かにこれはディストピア小説。同時に働く女性を主人公にしたお仕事小説でもあり、結婚や出産といったある意味、普遍的なテーマを扱ったラブストーリーでもあった。

  • さや

    ヴァロットン絵の表紙が気になって読んだ。約100年前に書かれたディストピア小説。設定だったり描き方だったりが思ってたより古さがなく不思議なかんじ。ディストピア小説だけど、脳務省の設定や民衆たちの扱いがそこまでエゲツなくないあたり逆にリアリティがあって背筋が寒くなる。

  • BECHA☆

    第一次世界大戦後のロンドンのアナザストーリー。 脳務省は知能で人々をランク分けし結婚・出産のすべてをコントロールしている。 そこに勤めるアイヴィ、上司のキティ、エリート官僚ヴァーノン、チェスター脳務大臣達は広報活動に勤しむが。。。 計算上絶対正しい施策で推奨されるカップルvs天啓で一瞬にして恋に落ちる二人。 最後に幸せをつかむのはどちらなのだろうか?

  • ディストピア小説。色々考えさせれる。知性をランク付けするという、この法律は突飛なようで、実際政府ってこういう理不尽なことするよな、と思う。決められた価値観より自分の意志を大切にしたい。思っていたより読みやすくメッセージを感じました。

  • ぶうたん

    第一次大戦後に発表された知られざるディストピアSFが翻訳された。内容的にはオフィス小説めいた雰囲気から恋愛小説に移行する構成で、空想的な部分は少ない。肝となるのは脳務省と言う国民を知能レベルで身分を区分するとともに、強制的に教育を施そうとする架空の役所で、守らない場合や基準以下の国民は課税などはあるものの、ファシズム的な残酷さはなく穏当なもの。表紙は恋愛小説の側面を強調したもののようだが、確かに複数の要素を危ういバランスで成立させたような不思議な味わいではあった。

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