ロレンス ダレル / 高松雄一

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アレクサンドリア四重奏 1 ジュスティーヌ

ロレンス ダレル / 高松雄一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309623016
ISBN 10 : 4309623018
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,339p

内容詳細

国際政治の陰謀渦巻く地中海の都市「アレクサンドリア」を舞台に、恐るべき愛の逆説と悪夢のような現代人の内的世界を、壮大かつ精緻に描いた歴史的名著が、名訳をさらに磨きあげた全面改訳で登場。

【著者紹介】
ロレンス・ダレル : 1912〜1990。イギリス系植民者の息子としてインドに生まれる。11歳のとき、父の意向でイギリス本国に渡り、カンタベリーの寄宿学校に入学するが、学校の教育が性に合わず退学。個人教授を受けながらケンブリッジ大学の入学試験を試みて失敗する。その後、不動産屋で働いたりナイトクラブでピアノを弾いたりするが定職にはつかない。1935年23歳で、家族とともにギリシア領コルフ島に移住。数年間この島で暮らしてから外交官生活に入り、アテネ、カイロ、アレクサンドリア、ロードス島、コルドバ(アルゼンチン)、ベオグラードなどに滞在する。1938年、小説『黒い本』をパリにて発表。T・S・エリオットやヘンリー・ミラーに絶讃されて作家としての地位を確立する。1953年、キプロス島に住まいを移し、『ジュスティーヌ』の執筆を開始、1957年にはこの島のルポルタージュ『にがいレモン』でダフ・クーパー賞を受賞する。同年、南フランスに移住。ここを永住の地として創作活動に専念し、傑作『アレクサンドリア四重奏』全4巻をまとめる

高松雄一 : 1929年、北海道室蘭市に生まれる。東京大学文学部卒業。イギリス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    アレクサンドリア―2300年を生き延びた都市。そこは地中海の結節点であり、また吹き溜まりでもあった。そして、建設の当初から今に至るまでコスモポリタンの地であり続ける。この地での過ぎ去った想い出を追想する「ぼく」。ジュスティーヌは、「ぼく」にとってはまさに"Femme fatale"であっただろう。ネッシムにとってもまた。読んでいる途中でもアレクサンドリアの幻惑に酔うかのようだ。読後も、アレクサンドリアは幻であったかのように思える。最後のクレアの手紙のリアルさがかえってその想いを増幅する。焦燥は消えない。

  • 遥かなる想い さん

    アレクサンドリアという都市を舞台に、 彷徨う ぼくの 精神の物語である。 メリッサという恋人がありながら、 人妻 ジュスティーヌに惹かれていく ぼく …ひどく 気だるい雰囲気が 異国的である。ぼくが語る四人の物語…実体がなく、まるで お伽話のようなのだが…時間と話が錯綜し、 読者も夢遊状態になってしまうようだが、 これも著者の意図通りなのだろうか? そんな印象の作品だった。

  • ケイ さん

    終盤あたりでようやく四重奏の意味に気付いた。なぜ彼女の話をあまりしてくれないのかと思ったら、これは「ジュスティーヌ」の巻だったのだ。4人の登場人物たち達が織りなす話を、それぞれを主役に、4つの巻に分けて書いている。4人は正方形の4点にあたるが、それぞれの点を結ぶ線は1点から残りの3点へ向かう。それは恋愛感情も交えた線である。とくに面白い部分があるわけでも、盛り上がりがあるようにも思われないが、読み始めるとなぜかとまらない。早く2巻を探してくなくちゃ。

  • syaori さん

    作者はこの作品について、最初の3冊は「それぞれの同種同類」だと書いています。それならば今巻の「ぼく」とメリッサの恋、彼とジュスティーヌの情事、ジュスティーヌの夫ネッシムの狂気、甘ったるくさえ思える、絡み合い補足し合う4人の物語に、また違った見方が示されるのでしょうか。そして慎ましく存在する謎(黒い眼帯の男、パースウォーデンの自殺、バルタザールの懐中時計の鍵など)に光が充てられることもあるのか。けだるく、種族、言語、宗教が雑多に交じり合うアレクサンドリアで起こった出来事の、何が見えてくるのでしょう。次巻へ。

  • パブロ さん

    「20世紀文学の傑作!」らしい。つ〜か、「傑作」って一体何冊あるの?というグチはさておいて、この四部作が傑作かどうかは、一作目を読んだ時点では私にはまだ分からない。この『ジュスティーヌ』、簡単に言えば貧乏青年作家と有閑マダムの不倫小説。ナルシズムに満ちた感傷的な内容は、本来ならブン投げて本棚の肥やしにするところだけれど…読ませるんだな、これが。美しく流麗な文体から立ち昇るアレクサンドリアの気だるさが主人公の自己憐憫とマッチして、愛の不条理さをものの見事に表現していて…あれ? 気づいたらハマってるじゃん!?

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