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汚れなき子 小学館文庫

ロミー・ハウスマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094068054
ISBN 10 : 4094068058
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

真夜中、ひと組の母娘が病院に搬送された。自動車事故だった。母親は重傷を負ったが、娘は幸い無傷だった。母親が救命処置を受けている間、少女は看護師に身元を聞かれるが、少女は母親の名前がレナであること以外は何も明かさない。そして「私たち、見つかっちゃいけないんだよ」と囁いた。やがて口を開いた少女が語ったのは、事故の夜、母親がうっかり父親を殺そうとしたこと。小さな弟が今もひとり“小屋”に取り残されていること。そして“小屋”での異様な暮らしぶりだった。2020年、デビュー作にしてドイツ推理作家協会賞最終候補となった超ヒット作!

【著者紹介】
ロミー・ハウスマン : 1981年、旧東ドイツ生まれ。映画製作会社の編集長などを経て、2019年本作でデビュー。同作はこの年の「ケルン犯罪小説賞」を受賞、2020年フリードリヒ・グラウザー賞(ドイツ推理作家協会賞)の最終候補となる

長田紫乃 : 1986年、神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業。俳優、翻訳家。ドイツ戯曲の翻訳・上演を重ね、2016年、文化庁の新進芸術家海外研修(演劇)対象者として渡独。デュッセルドルフ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナミのママ

    ドイツミステリー。本作がデビューという作品だが、あわせて翻訳者も小説が初翻訳という。そのためなのか、作風なのか、読み始めはなかなか入りこめなかった。区切が多くブツ切りされる上になんとなく「おかしい」のだ。その違和感を探りたくてまた読んでしまう。騙されないぞ、どこかにヒントがあるぞ、と。…事故で重傷を負い担ぎ込まれた母親と無傷な娘から始まるが、惨殺な部分は少ない。むしろ重苦しく静かで暗い。母子の素性、事故の原因、そして14年前の失踪事件。…この作家さん、次はどんな作品か?とても気になる。

  • 鈴木拓

    交通事故で病院に搬送された女性は、ある男によって少女たちとともに監禁されていた。ハナという少女によると、事故にあったのは彼女の母親レナだという。その名前から、レナは十年以上前に行方不明になっていた女性の可能性があり、その両親である老夫婦が病院へかけた。しかし、それは幸せな再開ではなかった。謎だらけの物語はここから始まる。監禁されていた女、少女、そして駆け付けた夫婦の夫、この三人の視点から事態の全容が少しずつ明らかになっていくのだが、精神的に辛くなるシーンが多く、人間の怖ろしさを感じずにはいられなかった。

  • harutamano

    リサ・ガードナーとカリン・スローター好きには読んだことある展開か…と読み始めたものの、なんか気持ち悪いなと思った違和感が剥がされるたびにまた別の瘡蓋が剥がされてラストまで一気読みしました。読後も絶妙に気持ち悪いけどそれが味なんやろな…。解説にあげられた作品をチェックしますわ。

  • うーちゃん

    交通事故で搬送された母娘。重症の母親と、不可解な言動の子供。「私たち、見つかっちゃいけないんだよ」13年前の女子大生行方不明事件が突如として動き出す。ドイツの新人によるデビュー作。読み応えのある"監禁もの"だが、当然読み心地はハードである。この作品は監禁描写のハードさよりも、愛情が壊れたり、歪んだりして変容していくことの悲しさ、誰かの心がそうなっても、時間は容赦なく進み去っていくという残酷さに焦点が当てられていたように思う。だからこそ胸をつかれるエピローグ。少し読みにくさもあったが、面白かった。

  • 海外文学あるあるだが、なかなか入り込むまでに時間がかかったのと登場人物が時々誰??っけなってしまっていた。しかし、話は3人の視点が切り替わりながら進むことでダラダラとせず、さらにそれぞれの視点で少しずつ明らかになっていき(真実か真実でないかはあるが)飽きることなく読めた。また、エピローグがあることでただの監禁サスペンスだけで終わらない感じがあってよかったように思う。

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