ロバート・r・カーギル

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聖書の成り立ちを語る都市(仮)フェニキアからローマまで

ロバート・r・カーギル

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560095461
ISBN 10 : 4560095469
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

交易事情や戦争、異教の神々、ギリシア哲学、そして人々の思い。聖書から浮かび上がる古代オリエント・地中海世界、一方で歴史は聖書本文にどんな影響を与えたか。聖書の記述や矛盾が意味するものを都市ごとに読み解く。

目次 : 第1章 フェニキア人の都市国家/ 第2章 ウガリト/ 第3章 ニネヴェ/ 第4章 バビロン/ 第5章 メギド/ 第6章 アテネ/ 第7章 アレクサンドリア/ 第8章 エルサレム/ 第9章 クムラン/ 第10章 ベツレヘムとナザレ/ 第11章 ローマ

【著者紹介】
ロバート・R・カーギル : カリフォルニア大学ロサンゼルス校でPh.D.取得、アイオワ大学で教鞭を執る。専門は聖書学、考古学。またCNNで、聖書や死海文書などについての番組の司会もたびたび務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • nobi

    自ら発掘もする考古学者の実感の籠った記述から紀元前千年以上前から紀元後の聖書ゆかりの都市や人々の姿が彷彿とする。クムランでは厳重に保管されていたイザヤ書の大巻物に感激し、バビロンのアゼカの貯水槽では何週間もの発掘作業後に出会った子供の頭蓋骨に涙する…。何と多くの栄華を誇った都市の人々が殺害、捕囚され、衰退するという歴史を繰り返してきたことか。その体験から、哀歌の「なにゆえ!」コヘレトの「なんという虚しさ…」という悲痛な言葉が放たれる。イエスがギリシャ悲劇の一節を口にしたと伝えられていることも初めて知った。

  • なおこっか

    充実した旅だった。考古学の知見から聖書を研究する著書は、発掘により裏付済の事柄と、伝説的、つまりは作為的な事柄を区別しながら各所を紹介してくれる。結果、旧約聖書に大きな影響を与えた旧い異教の神々、征服と布教から浸透したヘレニズム等、聖書編纂の経緯と歴史とが結びあった。逆にイエスの生死に関わる考古学上の根拠は霧中である。エルサレムの第一神殿破壊とバビロン捕囚、ローマによる第二神殿破壊、この二回の実存危機が、それぞれ旧約、新約聖書編纂の強い動機となったらしい事は、とてもよくわかる。

  • belier

    聖書と関係の深い都市を切り口に、様々な角度で聖書を解説している。ウガリトの影響について、聖書はこの地の神々の特性などをひとつに調和させて、ヘブライの神ヤハウェに組み入れたという。それゆえ一神教なのだ。アレクサンドリアの図書館に聖書を加えたいとして、ギリシア語に訳されたとされる七十人訳聖書。実はその時代、ユダヤ人はヘブライ語よりギリシア語のほうに習熟していて、自分達が必要だったからだという。新約では、イエスの誕生について福音書間でどう食い違っているかなど。明晰な解説で、学識者らしいシニカルさも嫌いではない。

  • 地図

    良著なのだと思う。聖書に編纂された、またはされなかった書物をめぐる旅。聖書初学者の自分にとっては、主に旧約聖書の成り立ちと地誌的な理解のために非常に良いテキストになった。

  • takao

    ふむ

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