ロバート・b.パーカー

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失投 ハヤカワ・ミステリ文庫

ロバート・b.パーカー

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150756512
ISBN 10 : 4150756511
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1985
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Spenser Novels #3/39(1975)。Boston Red...

投稿日:2013/05/02 (木)

Spenser Novels #3/39(1975)。Boston Red Soxという超ビッグなクライアントから依頼を受けたためか、ページ数が従来の約200Pから100P以上も増量されていることにまずは驚かされる。しかしSpenserの行動に比例して物語が着実に進行していくこともあり、冗長には感じられなかった。前作で「永遠の恋人」Susan Silvermanが登場したにもかかわらず、Brenda Loringとのデートシーンばかり(Suzeと一緒に旅行に行ったりプレゼントをもらったり、という描写はある)で首をひねっていると、終盤での「選択」で多いに納得させられた。クライアントの意向をねじ曲げてでも弱者を庇護する不器用かつ繊細なスーパーマンたるSpenserは確かに荒唐無稽ではあるけれど、やはりそこが魅力でページをめくり、そして次作を手に取ることになる。

build2destroy さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ スペンサーシリーズ三作目にして、オーソドックスなハードボイルド小説から、アクションヒーロー小説への転換点となる作品。 初期のスペンサーは良くも悪くもマーロウを模倣したキャラというイメージだったが、今作ではより能動的で理想に準ずる戦士という感じが出ていた。 ただブレンダの立ち位置が中途半端だし、彼女を都合よく使ってる感じがしてしまうので、スペンサーのファンとしては早く別れた方が良いとは思った。 とにかく、本作は脅迫に屈してはいけないという教訓も得られるし、善き人間も割と多いのが魅力だった。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    スペンサーシリーズ3作目。シリーズの“原型”ができたのはこの『失投』だと思う。前2作は伝統的な探偵小説を踏襲している印象があるが、本作でスペンサーは逸脱し始める。地元ボストンの人気チーム・レッドソックスのエースに八百長疑惑が浮上し、スペンサーは潜入捜査を行う。しかし彼にとって大切なのは、プロとして結果を出す事よりも自分らしくあり続ける事。恋人スーザンと『男の生き方』について延々と議論する。肉体を維持するためのストイックなトレーニング、料理へのこだわり……。たとえピエロにみえても自分を貫くヒーローの誕生。

  • chiru

    スペンサーシリーズ3作目は、ボストンレッドソックスのエースにかけれらた疑惑、“野球の八百長試合”の調査。スペンサーは野球の本を書く作家と称して取材するうち、エースの妻が葬った過去を掘り出してしまう。ラストでスーザンに心の内を明かしたのが意外でした。選手の一家を守るため、悪者を殺害せざるをえなかったのに、自分の信念に相互相反する事態を避けなかった自分を責めるシーンが切ない。事件や謎解きではなく、人間の心の機微に焦点を当てるというシリーズのルールがわかってきて、次を読むのが待ち遠しいな。 ★4

  • GAKU

    スペンサーシリーズ第3作。日本ではこの3作目が一番最初に刊行されています。自身の規範を貫くスペンサーに痺れます。テコンドーの使い手を、完膚なきまでに打ちのめすラストにスッキリ。次はいよいよホークが初登場する、4作目を再読へ。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房

    饒舌な80年代ヒーローが誕生した記念すべきシリーズ3作目。本作でスペンサーは伝統的な『私立探偵』から逸脱し始める。地元ボストンの人気チーム・レッドソックスのエースに八百長疑惑が浮上し、スペンサーは潜入捜査を行う。しかし彼が自分に問うのは、結果より「自分らしいか」。ブレンダ・ローリングと二股かけているが、スーザンの存在が本作で大きくなった。率直に言ってプロットはアバウト。スペンサーの行動も決して褒められたものではないが、ここを好意的に受け入れられるかでシリーズの評価も分かれる。2016年5月22日に再読。

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