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休日はコーヒーショップで謎解きを 創元推理文庫

ロバート・ロプレスティ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488287054
ISBN 10 : 4488287050
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

拳銃を持って押し入ってきた男は、なぜ人質に“憎みあう三人の男”の物語を聞かせるのか? 意外な真相が光る「二人の男、一挺の銃」、殺人事件が起きたコーヒーハウスで、ツケをチャラにするため犯人探しを引き受けた詩人が、探偵として謎解きを繰り広げる黒い蘭中編賞受賞作「赤い封筒」。正統派推理短編や私立探偵小説等、短編の名手によるバラエティ豊かな9編をお贈りします。まえがき、自作解説「著者よりひとこと」=ロバート・ロプレスティ/編訳者あとがき=高山真由美

目次

「ローズヴィルのピザショップ」
「残酷」
「列車の通り道」
「共犯」
「クロウの教訓」
「消防士を撃つ」
「二人の男、一挺の銃」
「宇宙の中心(センター・オブ・ザ・ユニバース)」
「赤い封筒」


ロバート・ロプレスティ

アメリカ、ニュージャージー州生まれ。ワシントン州で図書館に勤務する傍ら、主に短編を発表している。《エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン》や《アルフレッド・ヒッチコックス・ミステリ・マガジン》などに六十を超える短編が掲載されてきたベテラン作家で、優秀な短編に贈られるデリンジャー賞を二度受賞。長編はSuch a Killing CrimeとGreenfellas、ほかにノンフィクションも上梓している。


【著者紹介】
ロバート・ロプレスティ : アメリカ、ニュージャージー州生まれ。ワシントン州で図書館に勤務する傍ら、短編を中心に発表し始めた。優秀な短編に贈られるデリンジャー賞を二度受賞

高山真由美 : 青山学院大学文学部卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    O・ヘンリーが現代にやってきてミステリ仕立ての短編を書いたんじゃない? ノワールなミステリでも、結末付近では涙腺を刺激される短編が多かった。『ローズヴィルのピザショップ』マフィアとか用心棒の改心が伝導してって…。『列車の通り道』孤児列車。このエンディングから「賢者の贈り物」を想起する。『共犯』レイディと、彼女を見守る警官の柔らかい視線。『消防士を撃つ』私の中で殿堂入り。『二人の男、一挺の銃』も良かったな。神の視線と手を感じずにはおられない話が多かった。好きな作家さんがまた一人増えちゃった。

  • 紅はこべ

    この作家はクライム系だった。でもクライム系に珍しく、ほのぼの、コージークライム?シャンクスに会えなかったのが残念だが、クロウやデルガルドものもいずれ一冊にまとまるかな。全作水準が高い。「残酷」「列車の通り道」「消防士を撃つ」「宇宙の中心」が好き。「クロウの教訓」の「著者よりひとこと」の〈カジノが建てられたのは人々の夢を膨らませ、と同時にそのおなじ夢を叩きつぶすためなのである〉横浜市長に読ませたい。

  • セウテス

    本作も9篇の短編集で、やはり少々不思議な物語である。前作のミステリ作家シャンクスは登場しないのは残念だが、今回の方が事件性はより強くなっています。中では「共犯」の謎解きが、意外なオチに収まっただけでなく、ストーリーとしても魅力的です。犯罪者のファンというのは、少なからず存在するもので、特に犯罪者を応援する人たちには、嫌な印象の物語が多かった。その点でも、にやりと出来るオチであった。「赤い封筒」は探偵ものとして、推理の組み立て方が興味をひいた。探偵の質問の意図を捉える、という謎解きもたいへん満足であった。

  • Panzer Leader

    前作が結構気に入った作者の短編集第二弾。但し今作は作家シャンクス物でなくそれぞれ独立した作品でバラエティーに富んでいるので、よりジャック・リッチーに近い作風となっている。各作品ごとに「著者よりひとこと」があり、どのような経緯で作品が出来上がったかを解説していて興味深い。最後の中編に登場するボンゴの演奏と共に詩を朗読する探偵詩人が面白いキャラ。この作品の第2作も執筆中だそうで楽しみ。

  • stobe1904

    【シャンクスシリーズ作者のミステリ短編集】シャンクスものではないミステリ短編集。ハードボイルド、クライムノベル、ダークなテイストなど趣向の異なるミステリ短編から構成されているが、全体的にミステリ色はそれほど強くない。「列車の通り道」と「消防士を撃つ」が好みだが、個人的には日常の謎を軽やかにさばくシャンクスシリーズのほうが面白かった。★★★☆☆

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