ロバート・ルイス・スティーヴンソン

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ジキル博士とハイド氏

ロバート・ルイス・スティーヴンソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488590017
ISBN 10 : 4488590012
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

深夜、ロンドンの街角でエンフィールド青年は奇怪な光景を目撃する。十字路で少女を平然と踏みつけ、高名な医師ジキル博士の屋敷に悠々と入っていく異様な男ハイド。彼は何者か?アタスン弁護士の疑念を裏付けるように、続いて殺人事件が…。『フランケンシュタイン』『吸血鬼ドラキュラ』と並び称されるホラーの古典的名作、新訳決定版。

【著者紹介】
夏来健次 : 1954年新潟県生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 空猫

    題名(あらすじ)だけ知っている名作古典の1つやっと読了。「ジキルとハイド」と言えば二重人格の代名詞だけれど、そうではなかった。100%の善人も100%の悪人も居ないということか。急速な科学の進歩への不安…人間はなにも変わってはいないのだ。そして解説に本作から派生した作品の紹介が多々あり、読みたい本がまた増えたorz

  • 不識庵

    「人間なんてのは、ひと皮むけばみんないっしょやでぇ」。もう10年以上前だろう。ある殺人事件の報道で、現場近くの寺の住職が言った。ハイドは相手が誰であれ、攻撃対象にするかもしれない。しかし、劇中凶行に及ぶ相手は温厚な、あるいは無垢な人物である。直視すると悲しいものがあるが、実際に抵抗する可能性が低い相手に対して、人は暗い衝動を破裂させやすい。最後のジキルの気づきが印象深い。一線を越える時の人には、子どもが玩具を壊す程度の理性しか働いていないという。大義名分を掲げるテロリズムもまた然り。

  • 不見木 叫

    【ガーディアン必読1000チャレンジ】 海外古典ホラーの有名作。タイトルは二重人格の代名詞。ストーリーとしては「ハイド氏は何者か?」・「何故同じ建物に出入りしているのか?」という謎が提示され、最後の手記で真相が明かされる。読後感はホラーというよりミステリに近かった。

  • roughfractus02

    都市化、速度化、情報化で分割不能な個人Individualなる概念に危機が訪れる時、意識の外に無意識が広がり、欲望が一人歩きする夢と現実の曖昧な物語が出てくる一方、無意識を知り尽くして真実を探る探偵や精神分析医が現れる。が、この19世紀末的小説が示唆するのは、意識と無意識による個人の分割にとどまらない。ジキルとハイドを同一人物と判断させる折れたステッキ、メモの筆跡の類似、そして手紙という物証はまだ同一性を保持している。この小説が仄めかすのは証拠が物から分離し、同一性概念から離れてデータ化する可能性である。

  • たむさん

    本日の電車の中で。霧の都ロンドンの雰囲気にどっぷり浸かれて満足です。

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