ロバート・ビッカーズ

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上海租界興亡史 イギリス人警察官が見た上海下層移民社会

ロバート・ビッカーズ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784812208403
ISBN 10 : 4812208408
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大英帝国の公僕であった、ある無名のイギリス人の生と死に関する波瀾万丈の物語を通して、上海の激動の歴史を浮き彫りにする。従来の中国近代史、日中関係史、治外法権社会のイメージを一変させる問題作。

【著者紹介】
ロバート・ビッカーズ : 1964年生まれ。ブリストル大学上級講師を経て、同大学歴史学教授。専門は大英帝国史、中国現代史。Empire made meは、2004年アメリカ歴史協会のAHA賞受賞

本野英一 : 1955年生まれ。東京大学文学部東洋史学科、同大学院修士課程、博士課程修了。大学院在学中に、香港大学語言研修所、オックスフォード大学大学院留学(D.Phil取得)。東京水産大学専任講師、助教授を経て、早稲田大学政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • スカイバニラ

    優秀だが差別主義者でキレやすく、祖国イギリス嫌いなR・M・ティンクラーの生涯と、その同僚達の困窮する経済状況から、同じ同僚ではあるが白人ではない為に付き合い方を注意しなければならない現地人警官との関係。英国から職を求め上海に来たが落ちぶれていく人々。これら英国人集団の1919年から共同租界の終結までを描いた共同租界史。第2次上海事変時の工部局警察の対応や、戦争勃発後の租界運営に日本人が関わっていく過程等、興味深い内容が多々あり面白い本でした。ただ、訳文に「?」と思う箇所や誤字等も少々ある事が残念です。

  • hika

    上海租界の一人のイギリス人警官の人生をたどることを通じて、上海租界の実態そして「大英帝国」という歴史的現象の一側面を描き出す。大英帝国というものが単なる領土的制度的な概念ではなく、人間の心性の経験としても考えるべきであるということ。上海租界のリアルな姿を知る資料としても貴重。

  • garth

    第二次世界大戦前上海租界に生きた一人の警官の足跡を追うことで国際都市上海の歩みを浮かびあがらせる。大英帝国の海外臣民とはひとつの文化を作り上げる存在だったのではないかということ。

  • poppen

    斜陽にあった大英帝国を支えた「英僑」の一人である警察官ティンクラーの生涯を彼が残した手紙や様々な資料、証言などから浮き彫りにし、その姿を通してかつて存在した上海租界の実態を描く出す野心作。これまで知られることのなかった上海租界に住む労働者階級の英国人たちを描いたという点で、貴重な資料になっている。個人的には、大戦期に敵国であるはずの日本の下で英国人たちが行政府を運営したということ事実が非常に興味深かった。原著からしてもともとそうなのか、訳が下手なのかは分からないが、読みにくい文章なのが玉に瑕

  • takao

    ふむ

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