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ISBN 10 : 477540301X
Content Description
没後百年、支配的な価値基準のもとで繰り返されてきた「船乗り」「海洋小説の作家」というコンラッド像が覆される時機が来た──
過小評価されてきた〈女性が主人公の後期作品群〉〈フランスが舞台の晩年の歴史小説群〉〈コンラッドの商業的成功に寄与した北米市場〉に光をあてると、孤高の前衛文学の旗手とされきた作家の別の顔が見えてくる。
目次
序 章 コンラッドのイメージ
第1章 ウクライナに生まれて
第2章 英国商船隊の船員として
第3章 マレー小説
第4章 コンラッドと文学市場
第5章 マーロウと『ブラックウッズ・マガジン』
第6章 二つのアメリカ、ナショナリズム、帝国
第7章 アナキストとスパイたち
第8章 裏切りと神経衰弱
第9章 ポーランド再訪
第10章 コンラッドと女たち
第11章 商業的成功と北米
第12章 コンラッドとフランス
結び
謝辞/訳者あとがき/参考文献/註/索引
【著者紹介】
ロバート・ハンプソン : 1948年、リバプール生まれ。英国の詩人、英文学者。ロンドン大学英語研究所研究員、ロイヤル・ホロウェイ名誉教授。キングス・カレッジ・ロンドン(英文学専攻)卒業。キングス・カレッジ・ロンドンにてジョウゼフ・コンラッドに関する論文で博士号(Ph.D)取得
山本薫 : 大阪市生まれ。滋賀県立大学准教授。大阪市立大学文学研究科博士課程単位取得満期退学後、同大学にて博士号(文学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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三月うさぎ(兄)
読了日:2025/02/11
eckhart88
読了日:2025/02/06
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