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ISBN 10 : 4622096633
Content Description
時代と場所を越えて検閲制度に着目した、出版文化の比較史研究。検閲は、国家の書籍流通のあらゆる側面に浸透し、書物を作り出す力となっていた。調査対象はブルボン朝フランス(18世紀)、英領インド(19〜20世紀)、東ドイツ(20世紀)の三国家。史料が語る言論統制の中には、著者と検閲官との交渉・協力という、いわば共犯的で意外にも人間くさいやりとりの痕跡が多くみられた。書物史の大家ダーントンの、野心的歴史叙述。
【著者紹介】
ロバート・ダーントン : 1939年ニューヨーク生まれ。専門は、書物の歴史、近代フランス史。ハーバード大学卒業後、オックスフォード大学でフランス史を専攻し、Ph.D(歴史学)取得。1968年から2007年まで、プリンストン大学で歴史学の教鞭を執る。2007年から2015年まで、ハーバード大学教授、およびハーバード大学図書館長を務め、現・名誉教授。著書に『禁じられたベストセラー―革命前のフランス人は何を読んでいたか』(近藤朱蔵訳、2005、新曜社。全米批評家協会賞受賞)などがある
上村敏郎 : 獨協大学外国語学部教授。ウィーン大学博士課程修了。Dr.Phil.筑波大学特任研究員を経て現職。専門は啓蒙期ハプスブルク史
八谷舞 : 亜細亜大学法学部講師。トリニティ・カレッジ・ダブリン博士課程修了(Ph.D.)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学助教を経て現職。専門は近現代アイルランド史、ジェンダー史、読書史、図書館史
伊豆田俊輔 : 獨協大学外国語学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。専門は東ドイツ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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紙狸
読了日:2024/02/25
Mark.jr
読了日:2024/09/04
takao
読了日:2024/05/01
すみの
読了日:2024/03/06
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