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ISBN 10 : 4588010786
Content Description
ギリシアの川神に託して自らの思想の遍歴を語る。海から出て、やがて辿り着く新しい岸辺でふたたび川となる、アルペイオスの流れ。詩、文学、幻想とイメージ、遊び、自然、様々な物との出会いから一個の“石”へ、そして、挿話的な種としての人類という岸辺へ。生前最後に内的形成の軌跡を著した自伝的作品の傑作。マルセル・プルースト賞受賞。
目次 : 第1部(昨日はまだ自然―最初の知/ 少年時代の豊かな刻印/ 海―人の耕さぬところ/ 物の援け/ イメージと詩/ 植物の条件/ 石についての要約)/ 第2部(宇宙―碁盤と茨の茂み/ 水泡/ 挿話的な種/ 魂の凪)
【著者紹介】
ロジェ・カイヨワ : 1913年、フランスのマルヌ県ランスに生まれる。エコール・ノルマルを卒業後アンドレ・ブルトンと出会い、シュルレアリスム運動に参加するが数年にして訣別。38年バタイユ、レリスらと「社会学研究会」を結成。39‐44年文化使節としてアルゼンチンへ渡り『レットル・フランセーズ』を創刊。48年ユネスコにはいり、52年から“対角線の諸科学”つまり哲学的人文科学的学際にささげた国際雑誌『ディオゲネス』を刊行し編集長をつとめた。71年よりアカデミー・フランセーズ会員。78年に死去
金井裕 : 1934年、東京に生まれる。京都大学仏文科卒。訳書に、『カイエ1957‐1972』(日本翻訳文化賞、日仏翻訳文学賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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