へそまがり昔ばなし ロアルド・ダールコレクション

ロアルド・ダール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566014213
ISBN 10 : 4566014215
フォーマット
出版社
発行年月
2006年06月
日本
追加情報
:
18cm,85p

内容詳細

昔話の主人公は、普通「いい子」に決まっている。ところが、シンデレラは最低な王子に愛想を尽かし、白雪姫は競馬で当てて億万長者。赤ずきんときたら…。ブラックユーモア満載。ダールの、びっくり昔話。

【著者紹介】
ロアルド・ダール : 1916〜1990年。イギリスの作家。サウス・ウェールズに生まれ、パブリック・スクール卒業後、シェル石油会社の東アフリカ支社に勤務。第二次世界大戦が始まると、イギリス空軍の戦闘機パイロットとして従軍したが、撃墜され、長く生死の境をさまよった。戦後、この経験をもとにした作品で作家生活に入り、変わった味わいの短編小説を次々に発表して人気を確立。結婚後は児童小説も書きはじめ、この分野でも、イギリスをはじめ世界じゅうで評価され、愛される作家となっている

クェンティン・ブレイク : 1932年生まれのイギリスのイラストレーター。16歳のとき「パンチ」誌に作品が掲載されて以来、さまざまな雑誌を舞台に活躍。また、20年以上にわたって王立美術大学で教鞭をとるかたわら、R・ホーバン、J・エイキン、M・ローゼン、R・ダールなど著名な児童文学作家との共作も数多く発表し、ケイト・グリーナウェイ賞、ウィットブレッド賞、国際アンデルセン賞画家賞などを受賞している

灰島かり : 国際基督教大学卒業。英国のローハンプトン大学院で児童文学を学ぶ。白百合女子大学ほかで児童文学を教えるかたわら、子どもの本の翻訳・研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェルナーの日記 さん

    本作の原題は"Roald Dahl's Revolting Rhymes"であり、”Revolting”とは”不快を催させる・実にいやな・不快で・ぞっとして・反乱を起こしている”との意味がある。”Rhymes”は韻を踏むことで頭韻・尾韻を同じような発音する音で揃えることである。例えば、「驚き・桃の木・洗濯機・ブリキにタヌキ……」とか『結構毛だらけ猫灰だらけ――」などの調子のよい言葉で、必ずと言えないが多分に意味のない韻文を指す。本作も有名な昔話をダール風にブラックな韻文に仕立てた短編集。

  • KAZOO さん

    ダールのへそ曲がり度が半端ではなく面白く読みました。またこの訳をされている灰島さんの日本語もいいですね。6つの童話がまるっきり結果が面白いものになっています。ただこのもとの話をきちんと知っている人が読むべきなのでしょう。そうしないと面白さがわからない気がします。

  • タイ子 さん

    へそまがりです、だけど面白い。訳者のご苦労と才に感服。文章が全部韻を上手く踏んだいわゆるラップ調なので、スルスルサクサク読めるのがいい。「シンデレラ」「ジャックと豆の木」「白雪姫」「三匹のクマ」「赤ずきんちゃん」「三びきのコブタ」。訳者のことばを引用すれば、いい子ちゃんの主人公がパワフルな変なヤツに変身。そして、おかしくてちょっとこわいパロディ。シンデレラのいじわる姉さん二人は王子様が首をチョン。残ったシンデレラの運命は?!白雪姫の魔法の鏡はとんでもないことに使われた。ちょっと刺激的な昔ばなし。

  • モリー さん

    へそまがりな方にお勧めです!と言ったら、へそ曲がりな方は読まないに違いない。ならば、言い換えましょう。へそまがりな人は、絶対読んじゃダメ!声に出して読んでもダメ!では、ここから先は素直な皆様へ。こんな面白い話は、読まなきゃ損!黙読なんてもっての外!ラッパー気分でリズムに乗って楽しもう!存外、案外、奇想天外。意外な結末にびっくり仰天!白雪姫も、小人も、赤ずきんちゃんも、みんな悪ガキ。そんな悪ガキ、糞ガキ、私は大好キ!

  • miyumiyu さん

    小5の長女が借りてきた本。「シンデレラ」「赤ずきん」など、有名な昔ばなしをひねってる。韻をふんでリズムがいいからスラスラ読めてしまうが、結構残酷なパロディに仕上がってる。ゴーリーに匹敵するようなブラックさだ。

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ロアルド・ダール

諜報員や戦闘機のエースパイロットであり、さらにチョコレートの歴史家、医学装置の発明家でもあった。また『チョコレート工場の秘密』『マチルダは小さな大天才』『オ・ヤサシ巨人BFG』など、数多くの傑作を執筆。現在も世界で随一の作家として名を残している

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