レーガー:オルガンと声楽のための作品集
ロマン派時代の作曲家の中でも、レーガーは最もオルガン作品を愛した一人です。バッハ作品を愛しその伝統を継承した上で、重厚なハーモニーと複雑な対位法を駆使した一連の作品は、どれほど近代オルガン曲のレパートリーを豊かにしたことでしょう。しかしオルガン伴奏による宗教的な歌曲は、あまり知られているとは言えません。このアルバムでは、そんなレーガーの知られざる歌曲と、オルガン独奏曲を組み合わせています。
オルガンを演奏しているのは聖トーマス教会オルガニストであるウルリヒ・ベーメ。この教会のザウアー・オルガンは1889年に建立、1908年に改修された88のストップ(音色選択機構)を持ち、レーガー作品の演奏にも理想的な音色で応えることができる楽器です。(輸入元情報)
【収録情報】
レーガー:
1. コラール幻想曲「われらが神はかたき砦」
2. 12の宗教的なリート Op.137〜第8番「朝の歌」
3. 2つの宗教的なリート Op.105〜第1番「私はあなたをたくさんの絵で見ます」
4. イエス、きみはいとうるわし WoO VI/13.10
5. オルガンのための7つの小品 Op.145〜第1番「葬送曲」
6. 2つの宗教的なリート Op.105〜第2番「私の魂は黙って神を待つ」
7. いかに幸せなことでしょう WoO VII/36
8. ヴォルフ:祈り(レーガー編)
9. 12の宗教的なリート Op.137〜第2番「夕べに」
10. B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ Op.46
スザンネ・ラングナー(メゾ・ソプラノ)
ウルリヒ・ベーメ(オルガン)
録音時期: 2014年4月29日(1)、2016年5月31日(2-4,6-9)、2016年7月5日(5)、1998年11月10日(10)
録音場所:ライプツィヒ、聖トーマス教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)