レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ

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文読む月日 中 ちくま文庫

レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480039125
ISBN 10 : 4480039120
フォーマット
出版社
発行年月
2004年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,597p

内容詳細

1日を1章とし、1年366日、古今東西の聖賢の名言を、日々の心の糧となるよう、結集・結晶させた、一大「アンソロジー」。最晩年のトルストイが、序文だけでも100回以上の推敲を重ね、6年の歳月を費やし、心血を注いで完成させた。総勢170名にものぼる聖賢の名言の数々は、まさに「壮観」。トルストイ自身、「自分の著述は忘れ去られても、この書物だけは、きっと人びとの記憶に残るに違いない」と語り、臨終の数日前にも、娘タチヤーナに10月28日の章を読ませて、「みんないい、みんな簡潔でいい…、そうだ、そうだ…」と呟いたという。トルストイを敬愛してやまない訳者の「心訳」による、わが国初の完全訳。中巻は6月から9月までを収録。

目次 : 六月/ 七月/ 八月/ 九月

【著者紹介】
レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ : 1828‐1910。ロシアの作家、思想家。起伏の多い生涯を通して、ロシア正教会や政府と対立、権力や私有財産の否定、人類愛などを説くいわゆるトルストイ主義に到達。リアリズム小説の完成者であると同時に、実存主義の先駆者ともされる

北御門二郎 : 1913年熊本県生まれ。旧制五高時代、トルストイ『人は何で生きるか』に感激。東大英文科を退学、徴兵拒否して、故郷の山里深くにこもり、農業を営むかたわら、トルストイの翻訳に没入。トルストイ代表作の完訳等の他に、著書『ある徴兵拒否者の歩み』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    上巻ではあまり巻いなかったのですが、1週間の読み物ということで、中編的な自身の作品を含めた小説などが収められています。最初にはチェーホフの「かわいい女」があります。この中の一つ一つの箴言はかなり重いものもあったりして様々なのですが、読んでいると通読するよりも時々パラパラめくった読み方の方が向いている気がしました。とりあえず下巻まで通読して再読することにします。

  • たつや さん

    「他人を非難しないようにするには、ほんのちょっとの努力で事足りるし、他人を非難しない人の生活は、実に快適である」この言葉が一番好きです。いいことを学んだと思います。あと、永遠の生命は難しい。全体を通すと中巻よりも、上巻が好きです。

  • エムパンダ さん

    古今東西の聖賢の名言を1日を1章として366日分集めたアンソロジーの中巻、6月〜9月まで。印象に残ったもの: 6/29「落胆や不機嫌は、周囲の人々にとっても見ていて苦しいばかりでなく、人々に伝染するものである。だからちゃんとした人間なら、他人にとっても不快なことはいつも一人のときにするように、そうした落胆や不機嫌の気分に身を任せるのも、一人のときにするものである。」

  • 壱萬弐仟縁 さん

    *はイタリック体で6月8日にはシンプルなのだが、「(二)善と真とは車の両輪である」(56ページ)とある。どちらが欠けても脱輪なのだ。1行で終わっているものは手帳に書き留めると一日が有効に生きられた感があるかも。6月23日「(四)平和―それは大きな幸福」(127ページ)。平和=健康かナ。時折、「一週間の読み物」という閑話休題が入るのも続けるコツだったのだろう。8月22日(十)学問の正しい目的は、福祉に奉仕する真理の認識(407ページ)。9月12日「貧を恐れず、富を恐れよ」(482ページ)。謙虚な一日の為に。

  • とびうお さん

    1日1章、トルストイが編纂あるいは自身が書いた格言、文章などで構成されている。中巻は6、7、8、9の4ヶ月間。6月からリアルタイムで毎日読むのを目標にしていたが、なかなか難解な部分もあり、ようやっと読了。 心を打つ言葉ばかりでかなり充実感のある読書体験だった。性善説、人間愛など、トルストイの人間に対する前向きで愛あふれる姿勢がひしひしと伝わる。ちょっと難しい部分は読み飛ばしたり←ごめんなさい、トルストイさん 来年、10年後とか、時々読み返したらまた得るものが違ってくるかも。一生の友にしたい本です。

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レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ

1828‐1910。ロシアの小説家。19世紀を代表する作家の一人。無政府主義的な社会活動家の側面をもち、徹底した反権力的な思索と行動、反ヨーロッパ的な非暴力主義は、インドのガンジー、日本の白樺派などにも影響を及ぼしている。活動は文学・政治を超えた宗教の世界にも及び、1901年に受けたロシア正教会破門

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