レティシア・コロンバニ

Individuals/organizations Page

Books

彼女たちの部屋

レティシア・コロンバニ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152099389
ISBN 10 : 4152099380
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代、パリ。大きな挫折のあと、弁護士のソレーヌはある保護施設で代書人のボランティアをはじめた。女性会館というその施設には、暴力や貧困、差別のせいで住居を追われた人々が暮らしている。自分とはまるで異なる境遇にいる居住者たちの思いがけない依頼に、ソレーヌは戸惑った。それでも、一人ひとりと話して、手紙を綴るなかで、ソレーヌと居住者たちの人生は交わっていく。ここで自分の役割を見つけたと思った矢先、事件は起きた。約100年前、パリ。救世軍のブランシュは街中の貧困と闘っていた。路頭に迷うすべての女性と子供が身を寄せられる施設をつくる―彼女の計画は、ついに政治家・財界人も動かしつつあったが…。実在する保護施設と創設者を題材に、時代を超える女性たちの連帯を描く、『三つ編み』の著者による長篇小説。

【著者紹介】
レティシア・コロンバニ : フランス・ボルドー生まれ。小説家、映画監督、脚本家、女優。監督作品に、オドレイ・トトゥ主演『愛してる、愛してない…』(日本公開2003年)などがある。2017年に発表した初の小説『三つ編み』(早川書房刊)は、困難・差別に立ち向かう3カ国の女性たちの連帯を記し、日本をはじめ世界中の読者から共感を集めた。2019年、第2作目である『彼女たちの部屋』では、パリに実在する保護施設とその創設者を題材に、時代を超えた女性たちのつながりを描き、フランスで15万部を突破するベストセラーとなった

齋藤可津子 : 翻訳家。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • fwhd8325

    「三つ編み」の感動を再び。著者は映像作家の方だけあって、場面場面の描き方が巧いと思います。前作もフェミニズムがテーマでしたが、今回も史実に基づいた物語です。読み終えた後に爽やかな力強さを感じます。

  • どんぐり

    レティシア・コロンバニは、フランスの小説家で映画監督。いま日本で公開中の『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』のマリー役で映画出演もしている。小説家としての第1作は『三つ編み』のフェミニズム小説。この感動的なデビュー作に比べると、第2作目にあたる本書は期待が大きかった分、少しもの足りない。舞台は、パリに実在する困窮女性の保護施設「女性会館」。そこで代書人のボランティアを行う弁護士と施設で暮らす元路上生活者、DV被害者、難民などの交流が描かれている。一人ひとり生活背景は複雑だが、描き方は表層的である。一方

  • Vakira

    現実2020年パリ、路上生活者は3,352人。東京は1,126人(2019年)なので東京の3倍程いる。難民受入の関係でパリは多いのかもしれない。パリの場合その内女性は402人、12%もいるとう。レティシア・コロンバニさん 前作「三つ編み」が気に入ったので新作を読んでしまう。ヤッパいいわ〜前回は3つの場所が同時進行。今回は同じ場所での100年も前の過去と現代が入替り同時進行。この進行構成、まるで映画。どう繋がるか想像力を湧き立てられる。発端はエリート女性弁護士、担当被告の死が銃爪となりバーンアウトしてしまう

  • Ikutan

    『三つ編み』がよかったのでこちらも。クライアントの突然の自殺で燃え尽き症候群となり鬱に陥ってしまった弁護士のソレーヌ。医師の勧めで、『女性会館』での代書ボランティアを始める。この『女性会館』には貧困、虐待、暴力などで困窮する女性たちが暮らしていて、最初は戸惑うソレーヌだったが..。迷い、悩みながらも代書を通じて交流し少しずつ自信を取り戻していくソレーヌ。間には女性会館設立に尽力したブランシュとアルバンの物語。ハチドリの1滴のような小さな一歩の力を説く。まずは知ることから。多くの女性にエールを送ってくれる。

  • Comit

    図書館本〜フランスのパリにある「女性会館」は何らかの事情で行き場をなくした女性達が住む施設〜1920年代、何者にも縛られず信念に従い、弱い立場の女性の代弁者となり、施設の創設に尽力したブランシュ。現代のパリ、自分で語ることのできない女性の声を文字にする代筆者のボランティアをするソレーヌ。時代を越えた2人の物語は、最後に繋がる。どの国でも見られる男尊女卑の考え方と理不尽な暴力と性被害。逃れてきた者にあるのは貧困と、さらなる差別。声なき声を聴くだけでなく行動に起こそう。小さな流れも、やがて大河となる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items