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左利き ロシア名作ライブラリー レスコフ作品集 1

レスコフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910100043
ISBN 10 : 4910100040
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ある日突然現れたかと思えばふいに姿を消してまた帰ってくる「じゃこう牛」というあだ名の男。世の中をさかなでするような遍歴を繰り返すこの不思議な男はどこへ向かうのか…。ロシアの皇帝から与えられた課題を「左利き」の職人が見事な腕前で成し遂げて先進国イギリスの鼻をあかしたかと思いきや、その技巧が思いがけない展開を呼びこんで…。ロシアにはこんな人間が必ずいる、そんな主人公を次々と生み出すレスコフの実話と見まがう物語。

【著者紹介】
ニコライ・セミョーノヴィチ・レスコフ : 1831‐95。ロシア・オリョール県生まれ。仕事でロシア各地を回ったのがきっかけで1860年から新聞・雑誌に社会評論を執筆し、その後、首都ペテルブルグでジャーナリストとして活動。『ムツェンスク郡のマクベス夫人』、『僧院の人々』、『封印された天使』、『魅せられた旅人』などの中長編や、数多くのすぐれた短編を書き、作家としての地位を確立した。その政治的、宗教的立場の変遷により、ロシアでのレスコフ評価は大きく分かれていたが、ロシア革命後にゴーリキイがレスコフを「言葉の芸術家」として高く評価し、いまやロシア文学史上重要な作家として広く認められている

岩浅武久 : 1944年兵庫県生まれ。大阪外国語大学ロシア語学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門はロシア文学、ロシア文化。モスクワ放送局翻訳者、一橋大学、早稲田大学ほか非常勤講師を経て、帝京大学教授(2009年退職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆかっぴ

    初めてのレスコフ。なんとなく難しそうなイメージだったけど、短編だったからか読みやすかったです。「じゃこう牛」の主人公は独特で印象深かったです。

  • relaxopenenjoy

    じゃこう牛、ニヒリストとの旅、老いたる天才、左利き。1作目は1863年の、M.ステブニツキイの筆名での中編(マクベス夫人と同じ頃)、2-4は1880年代の短編、中編(真珠の首飾りと同じ頃)。後年の作風が好きですね。一番面白かったのは左利きでした。作品集2も読む!

  • Rieko Ito

    いかにも19世紀文学という感じで、あまり面白くなかった。

  • Kaname Funakoshi

    初のレスコフ(1831-1895)作品。この作品集にはこれまで翻訳されてこなかった作品が多く入るらしいので、必ずしも有名どころではないらしい。

  • 無意味への献身

    未知の作家だったが手際よく面白い。酸いも甘いも知ったような作者で、解説によると編集者と揉めたり作品中の描写が物議を醸したり気骨のある人だったようだ。陽気で信心深いが乱暴で予想外の行動に平気で踏み切るというロシア人気質がどの作品からも垣間見えて、つくづくロシアは人物の宝庫だと思った。

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