基本情報
内容詳細
【特集】 大滝詠一『DEBUT AGAIN』
大滝詠一が1980年代に松田聖子、薬師丸ひろ子らの女性アイドルや、小林旭、森進一ら歌謡界のヴェテラン、以前から交流のあったラッツ&スターに提供した作品には、ヒットした曲も多く彼らの代表作といえるものが数多くありました。今回、広く知られているこれらの作品を、なんと大滝自らが歌った音源が見つかりました。作者ならではの味わい深いヴォーカルが聴ける、本人が歌ったアルバムとしては32年ぶりという待望の作品集の登場です。
■ 鈴木雅之 インタヴュー〜大滝さんの作品を歌いたいというのは、アマチュアの頃からの夢でしたから(能地祐子)
■ 32年ぶりの“ニュー・アルバム”ができるまで(島村文彦)
■ せつなさと諧謔のはざまで──大滝詠一の歌声をふり返る(北中正和)
■ 『DEBUT AGAIN』全曲ガイド(萩原健太)
■ 『DEBUT AGAIN』クロス・レヴュー(木村ユタカ、鈴木啓之、武田昭彦、安田謙一)
【特集】 ビーチ・ボーイズ『ビーチ・ボーイズ・パーティ』
1964年のビーチ・ボーイズは、ツアーに明け暮れながらも4枚のアルバムを発表。そんな過酷な状況から抜け出して曲作りに専念したかったブライアン・ウィルソンは、同年末にツアーから離脱すると、65年に『トゥデイ』『サマー・デイズ』、66年には『ペット・サウンズ』といった名作を生み出していきます。唯一、65年の『ビーチ・ボーイズ・パーティ』はカヴァーも多くリラックスした内容に見えましたが、実は周到に計算された作品でした。拡大版“アンカヴァード・アンド・アンプラグド”と共に、その実体を解明していきます。
■ ビートルズやボブ・ディランの曲までをカヴァーした、全米6位のヒット作(中村彰秀)
■ 全曲ガイド(青山陽一)
■ 『ビーチ・ボーイズ・パーティ〜アンカヴァード・アンド・アンプラグド』解説(鰐部知範)
【特集】 ピーター&ゴードン
ポール・マッカートニーが提供した「愛なき世界」の全英ナンバー・ワンで、1964年に華々しくデビューを飾ったデュオ、ピーター&ゴードン。彼らは68年の活動休止までに、母国イギリスでは5枚のアルバムを発表しましたが、アメリカでの人気は本国以上に高く、10作もの米国盤アルバムをリリースしています。今回、その米国盤準拠のアルバムがまとめてCD化されたのを機に、彼らのキャリアやアルバム/シングル、さらにはゴードン・ウォーラー、ピーター・アッシャーそれぞれの解散後の活動も分析し、多面的にその魅力を紹介します。
■ ビートルズに続きアメリカで成功を収めたイギリスの男性デュオ(赤岩和美)
■ ピーター&ゴードン・ディスコグラフィー
シングル/EPリスト(若月眞人)
オリジナル・アルバム(杉原志啓)
■ ゴードン・ウォーラーのソロ作品(若月眞人)
■ ピーター・アッシャーのプロデュース・ワーク22選(中村彰秀)
【特集】 TKレコーズ
サザン・ソウル感覚とファンキーかつメロウな独特のサウンドで、1970年代に旋風を巻き起こしたマイアミのTKレコーズ。配給に関わったものも含めると、その傘下レーベルの数は非常に多く、ブラック・ミュージック系のみならず、ボビー・コールドウェルが在籍したクラウズを含むなど、多彩な作品が残されています。また、マニア好みのコレクターズ・アイテムといった観点からも、その膨大なカタログは要注目と言えるでしょう。新たな再発シリーズのスタートと共に、謎も秘めたこのレーベルの魅力に迫ります。
■ マイアミ・サウンドを世に送り出した一大レーベルの歴史を紐解く(鈴木啓志)
■ T.K. RECORDS 再発シリーズ(出田圭、金澤寿和、河地依子)
□ キャメル:アンドリュー・ラティマー
インタヴュー〜叙情派プログレッシヴ・ロック・バンドの代表格による16年ぶりの来日公演が決定!(片山伸)
□ ボブ・ディラン
待望の来日公演が迫るなか2種類の日本限定アイテムが登場(小出斉)
□ ラズベリーズ
エリック・カルメンを擁したパワー・ポップ・バンドとその解散後のアルバムをSHM-CDで(北井康仁)
□ シカゴ:ジェイムズ・パンコウ
インタヴュー〜遂にロックの殿堂入りを果たしたシカゴのトロンボーン奏者(伊藤秀世)
□ ムーンライダーズ:鈴木慶一+白井良明
インタヴュー〜T・E・N・T時代は過渡期だったけどバンドらしさをすごく考えた(松永良平)
□ 高橋幸宏
インタヴュー〜外国人メンバーや山本耀司との交流などT・E・N・T時代の裏エピソードを語り尽くす(田中雄二)
□ ジョージ・フェスト:ジョージ・ハリスン・トリビュート・コンサート
代表曲や隠れた名曲を新旧のアーティトたちが“思うままに”カヴァー(赤尾美香)
□ ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
リマスタリング効果が絶大な『ライヴ・アット・マクシズ・カンサス・シティ』の新装版(行川和彦)
□ ジェフ・バックリー
唯一のオリジナル・アルバム『グレース』制作前に残されていたスタジオ録音による“奇跡の歌声”(遠藤哲夫)
□ B・T・エクスプレス
文句なしの再発がかなったディスコ・ファンクの王道を体現するバンド(吉田明裕)
□ スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト
サンフランシスコでの76年の歴史的な共演ライヴ『ゲッツ/ジルベルト '76』(駒形四郎)
□ RCサクセション
83年の絶頂期のライヴ映像を蔵出しリリース(小山守)
□ マジェスティック・サウンド・レーベル
ニートビーツの新作ほか60年代ビート・ミュージック好きなら必聴の作品が続々と(犬伏功)
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◆リイシュー・アルバム・ガイド
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