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平行植物

レオ・レオーニ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784875024354
ISBN 10 : 4875024355
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ツキノヒカリバナ、マネモネ、フシギネ…。絵本作家、レオ・レオーニが産み出した不思議な架空の植物。別の時空に存在するという植物群の生態、神話伝承などを、学術書の体裁でまことしやかに記述した幻想の博物誌。

【著者紹介】
レオ・レオーニ : 1910.5.5‐1999.10.11。オランダ・アムステルダムに生まれ、一四歳でイタリアに移住。チューリッヒ大学で経済学を学ぶかたわら、イタリア第二未来派グループに参加。ミラノでデザイナーとして活動するも、1939年、ファシスト政権によりユダヤ系とされアメリカに亡命。48年より『フォーチュン』誌のアートディレクターとして活躍する。1959年、孫のために作った『あおくんときいろちゃん』で絵本作家デビュー。『フレデリック』『せかいいちおおきなうち』『スイミー』はじめ相次いで発表した童話作品の数々が各国でさまざまな賞を受賞する

宮本淳 : 1943年、東京生まれ。国際基督教大学卒業と同時に渡米、イリノイ州立大学大学院に学ぶ。帰国後、TBSブリタニカ編集者、フリーの翻訳家、インドシナ難民大和定住促進センター日本語教員、東京国際大学付属日本語学校専任講師、大原学園大原日本語学院主任教員などを歴任。現在、同顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コットン

    自分イベント『貴方にとっての『変わった本』はなんですか?』のsinさんのおすすめ本。『スイミー』などでおなじみの作家による変わった空想の植物を紹介。例えば:葉の数に素数の概念のあるグンバイジュや、迷路状の葉脈があり葉の中央に強烈な匂いのする穴がアリアリマキをおびき寄せる。絵があるのが良い。

  • キムチ

    細かい字でびっしり、296頁の図巻の体裁。「あのレオーニが綴る」植物論って何だろうと思って、図書館でパラパラと。どうやら「空想植物、まさにパラレルワールドの世界」試しにと思って見るより「読む」がまさに呻吟の読書。寝る前に頑張って、一日一章ずつと思ったけど・・あと2割残すとこで脱落。確かに、彼の絵本に見られる「想像の翼に乗った」観察の旅は驚嘆に値するけれど、「寂しい空想力の持ち主」のおばさんには高いハードルだった。よくある「薄〜い絵本」の類なら、好みじゃないけど、浸れる世界ではあります。

  • zirou1984

    つまりパラレルワールドならぬパラレル植物。私たちが存在する次元とは異なる線上に存在するそれは時に私たちの知覚や認識に立ち現われながら、決して物理法則やライフサイクルに縛られない。その生態は世界とイマジネーションの境界線上をゆっくりと侵犯し、リアリティが透明になっていくかのような不思議な心地にしてくれる。構築された体系知を楽しみ、虚構に彩られた多様性を愉しもう。和訳された植物名の数々はどれもユーモアと想像力に溢れていて素晴らしい。読み進めていけばきっと、新たな平行植物の種が君の中にも生まれているはずだ。

  • あたびー

    #日本怪奇幻想読者クラブ 夏、レオ・レオーニ展にて、暗い単色の幻想的な植物群を大きな平面に林立させたオブジェを見ていっぺんに魅了された。ありえないのにありそう。そんな平行植物とは私たちの世界からは「塀の向こう側」にあって、触れることができない、見ることができない、不思議な植物群。それらについての学問を体系づけ大真面目(?)に論じた本。どこまでが現実でどこからが創作か分からない(論文も研究者の写真なども)。論文形式が苦手なので毎夜牛歩のごとく読み半年近くかかった。その絵はまことに美しい。奇書。

  • 田氏

    生物系三大奇書のひとつとされているけれど、おそらくその中でも本書は飛び抜けて奇妙なのだろう。なにしろ、この世界にありそうでない生物を空想するにとどまらず、平行植物という空想を矛盾なく存在させるために、世界そのものを創作するところから始まっているのだ。この思索の行き着く先は人の認識やイメージの構造と実在、それを空想内において実体化させる平行植物とはつまるところ創造物による創造物であって、ポルナレフ的に何を言っているのかわからねーと思うがおれも何を言ってるのかわかりません。もはや哲学書と呼ぶべきかもしれない。

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