レオン・レーダーマン

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量子物理学の発見 ヒッグス粒子の先までの物語

レオン・レーダーマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163905235
ISBN 10 : 4163905235
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
312p;20

内容詳細

宇宙が始まる前、すべてのものは無であり、質量はなかった。その質量を生み出したのが「ヒッグス粒子」だ。宇宙誕生時にできた原始星の内部で、炭素、窒素、硫黄、ケイ素、鉄などの重い元素がつくられる。しかし、これらの元素があまねく宇宙に行き渡るためには崩壊による解放が必要だ。その痕跡がいまもふりそそぐ「ニュートリノ」という粒子だ。極小の粒子を探る量子物理学、宇宙の始まりを解き明かしつつある。

目次 : 第1章 宇宙の始まりを探る旅/ 第2章 そのとき、ニュートン物理学は崩れた/ 第3章 世界は右巻きか左巻きか/ 第4章 相対性理論の合法的な抜け道/ 第5章 初めに質量あれ/ 第6章 何もないところになぜ何かが生まれたのか?/ 第7章 星が生まれた痕跡/ 第8章 加速器は語る/ 第9章 ヒッグス粒子を超えて

【著者紹介】
レオン・レーダーマン : 1922年、アメリカ生まれ。実験物理学者。ミューニュートリノの発見でレプトンの二重構造を実証し、1988年ノーベル物理学賞。1979年から1989年までフェルミ国立加速器研究所の所長を務め、半世紀にわたり、加速器実験によるアメリカの素粒子物理学を主導してきた。コロンビア大学教授、イリノイ工科大学教授などを歴任し、2012年に引退

クリストファー・ヒル : 1951年、アメリカ生まれ。理論物理学者。シカゴ大学、オックスフォード大学客員研究員などを経て、フェルミ国立加速器研究所理論物理学部長を2012年まで務める

青木薫 : 翻訳家。1956年、山形県生まれ。京都大学理学部卒業、同大大学院博士課程修了。理学博士。2007年度日本数学会出版賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 修一朗 さん

    青木薫さん本がすっかりお気に入りになったのでこれを。これは実験物理学者レオン・レーダーマンの素粒子物理の本だ。クォークとかミューオンとか断片的に聞きかじっていた素粒子を一覧表で見たのは初めてだ。素粒子ってこんなに複雑なのかぁ,とても一読で理解できませんわ。対称性(L/Rカイラリティ)に話が及ぶともうついていけず,飛ばし読み。まずは質量がないのに運動量を持ちエネルギーを持つ,という光子の振る舞いを理解するのが素粒子物理の第一歩,ということは分かりました。こっちを先読んでしまった。次,「宇宙創成」へ。。

  • tom さん

    2回読む。1回目は途中で眠る。2回目は、目を開き、半ば過ぎまで快調に読み続ける。でも、スピン問題が出てきたあたりから理解が追い付かなくなり、ゲージ対称性が出てきてからはワケワカメノコンコンチキ。この本はヒッグス粒子の解説を目的にしたもの。ヒッグス粒子が作るヒッグス場は空間を満たしていて、そのことが素粒子に質量を与えていると書いているみたい。だから真空にはエネルギーがあふれている・・・らしい。訳わからぬ。でもまあ、そういうことらしい。ちゃんと理解できたら、楽しいだろうなあとは思う。

  • みんく さん

    市民大学講座の予習のために。外国人研究者の日本語訳本で、読む前はどこまで理解できるか不安だったが、要所要所の図説がとても親切だったし、訳者の青木薫さんのおかげもあるのかも。知識ゼロから読み始めたわりに、たくさんのことが勉強になったし、なにより最後までおもしろく読めた!しかし理解度は半分ほどか。ヒッグス粒子が必要性はわかったけれど、「ヒッグス粒子と質量との関係」は理解できず・・・。「弱い力」と「弱荷」「パリティの破れ」「ゲージ対称性」この辺のさらなる理解が必要。『対称性ー』『「標準模型」の宇宙』読まなきゃ。

  • 宇宙 さん

    ニュートリノに、ニューオン、グルーオン。クォークにヒッグス機構。読んでわかったつもりになっても後ですぐごっちゃになってしまう。そういうところが本書はよく整理されている。新しい本で、最近の話題に強い本。

  • kthyk さん

    レーダーマンは理論家というより実験家、アメリカのフェルミ国立加速器研究所の二代目所長。量子というより素粒子物理学の重鎮だ。従って、今まで数多く読んできた量子物理学の理論家とは異なり、その内容は見えない世界を数学で捉えようするより、超現実的。望遠鏡ではなく最強の「顕微鏡」により素粒子の実体を捉え、最新の科学技術を生みだそうとするトップランナーだ。クリーンエネルギーや放射性廃棄物を出さずの発電、あるいは従来の廃棄物処理テクノロジーを目指すプロジェクトXの推進。フイッグス場、ニュートリノ、ミュー粒子解説は圧巻。

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レオン・レーダーマン

1922年、アメリカ生まれ。実験物理学者。ミューニュートリノの発見でレプトンの二重構造を実証し、1988年ノーベル物理学賞。1979年から1989年までフェルミ国立加速器研究所の所長を務め、半世紀にわたり、加速器実験によるアメリカの素粒子物理学を主導してきた。コロンビア大学教授、イリノイ工科大学教授

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