レイモンド カーヴァー / 村上春樹

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レイモンド カーヴァー / 村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784124035148
ISBN 10 : 4124035144
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,232p

商品説明

人生に残された時間はわずか。小説の執筆を諦め、詩作を選び、心血を注いで刻みつけた命の終わりの鮮烈な輝き−−。一人の真摯な創作者レイモンド・カーヴァーの遺作となった詩集。

内容詳細

密なる才能、器量の大きさ、繊細な心…カーヴァーは、彼について語るべき何かをあとに残していくことのできる人だった―J・マキナニー、T・ウルフ、G・フィスケットジョンほか、早すぎる死を心から悼む九人が慈しむように綴ったメモワール。

目次 : レイモンド・カーヴァー、その静かな、小さな声(ジェイ・マキナニー)/ レイモンド・カーヴァーのこと―彼はケーキを手にして、それを食べた(トバイアス・ウルフ)/ 我らのアメリカの悪夢(モートン・マーカス)/ レイの思い出(ジェームズ・D・ヒューストン)/ レイとのドライブ(ジョン・A・ジャクソン)/ カーヴァーについて語るときに我々の語ること(デイヴィッド・カーペンター)/ レイモンド・カーヴァー(宮本美智子)/ 君が元気でやっていてくれると嬉しい(ゲイリー・フィスケットジョン)/ 不死身なるもの(ウィリアム・キトリッジ)

(「BOOK」データベースより)

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ここにはレイモンド・カーヴァーと親交のあ...

投稿日:2011/08/23 (火)

ここにはレイモンド・カーヴァーと親交のあった人々の思い出が綴られているが、単にカーヴァーがどういう人物であったのかのみならず、自分自身の体験をどう小説のアイデアにしたのか? アメリカが抱える問題をカーヴァーがどのように小説に描いたのか? 現代アメリカ小説は何を書くのか? といった話題にまでおよぶ。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 春ドーナツ さん

    本書は全集版の巻末に「おまけ」として添えられていた友人たちのエッセイをまとめて一冊にしたものだそうです。***たまたま映画音楽ばかりになったのだけれど「カサブランカ」の「As Time Goes By」やチャップリンの「スマイル」、「街の灯」のテーマ曲がイヤホンから流れてくると、文章とシンクロして「しんみり度」が増したような気がする。喫茶店の禁煙席で等身大のレイさんが私が読んでいる本が気になるのか、あごをぐいっと持ち上げて覗きこもうとしている。「あなたの本ですよ」と言いたいけれどお互いに恥ずかしいだろう。

  • snowbear さん

    図書館本。レイモンド・カーヴァーの思い出。複数の人の目を通して、善くあろうともがいたレイの生き方(食い逃げ常習犯ではあるが)と小説に対する真摯な姿勢が見えてきた。これは手元に置きたい一冊。

  • ぐうぐう さん

    カーヴァーの死後、彼と親交のあった作家や編集者がその思い出を綴ったエッセイ集。意外にもここには、若くして逝った友人に対してセンチメンタルな表現は見当たらない。それは、アメリカのリアルな隣人の姿を活写したカーヴァーの業績を認識でき得ているからだろう。また、カーヴァーをまったくの善人としてではなく、アルコール依存で苦しんだ時代の、いわゆるデモーニッシュな部分も都合よく忘れるということもしない。その苦悩の時代を乗り越え、作家としても人間としてもこれから新たなる人生が始まる矢先の逝去への惜別の情で貫かれている。

  • バナナフィッシュ。 さん

    誰も彼もが、彼のことをいいやつだという。大酒のみで、精神的に弱いところもあったけれどいいやつだったと。それにはもちろん何かしらのバイアスが含まれているんだろうけど、なんかいいよね。若くして亡くなってもこうやって時を見て想い出してくれる友達がいることって。

  • がぁ さん

    作家は作品で評価されるべきで、性格がどうのとか、実は酷いヤツだったとか、そういう裏話は必要ないと思っている。それでもついつい読んでしまったのだが…思い出話はそれを共有できる人とするべきでしょう。

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