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ISBN 10 : 4622095602
Content Description
星辰の運行や四季の変遷のリズム、波の運動や植物の生長のリズム、動物の身体運動のリズム、生理のリズム、生活のリズム、音楽のリズム、色彩・紋様のリズム、線のリズム、詩のリズム…その「リズム」とは、何であるのか?それは周期的な反復運動(現象)であるが、「拍子」(タクト)とはどう違うのか?本書(1933年に単行本としての初版刊行)において、ドイツの思想家クラーゲスは、三つの問題点―「現象」の意味、リズムと拍子の関係(その対立と結合)、リズムの空間・時間性―を骨組みとして、「生命」と「精神」についての独創的な思索を展開する。
目次 : 第1章 現象研究の意味について/ 第2章 拍子の仮現性/ 第3章 分節的持続性としてのリズム/ 第4章 意識と体験/ 第5章 リズムの打拍可能性について/ 第6章 反復と更新/ 第7章 リズムの空間・時間性/ 第8章 対極的持続性としてのリズム/ 第9章 拍子の生命内実について/ 第10章 展望
【著者紹介】
ルートヴィヒ・クラーゲス : 1872‐1956。ドイツのハノーファーに生れる。初めライプツィヒ大学に、後にミュンヘン大学に学ぶ。ニーチェの影響を受け、その思想を伝えて心(魂)と精神との対立関係を説くところから独自の性格理論を展開する。1897年ミュンヘンに「ドイツ筆跡学会」を設立、「筆跡学雑誌」の編集執筆にあたる。1905年には「表現学ゼミナール」を開設、第一次世界大学勃発まで隆盛を極めた。22年と23年に彼の生哲学の中核をふくむ『宇宙生成的エロスについて』と『リズムの本質について』を発表し、29年には主著『魂の対抗者としての精神』が刊行された。終始民間学者として活躍した
杉浦實著 : 1932年大阪府に生れる。1962年大阪市立大学大学院修士課程修了。専攻、ドイツ文学。九州大学名誉教授。2018年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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