ルース・リチャードソン

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グレイ解剖学の誕生 二人のヘンリ-の1858年

ルース・リチャードソン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887217799
ISBN 10 : 488721779X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2人の青年の合作による「グレイの解剖学」。本書では、大博覧会からアルバート王子死去までの1850年代に焦点をあて、「グレイの解剖学」初版発行の立案段階から書評が出る頃までを眺める。

【著者紹介】
ルース・リチャードソン : 歴史家、作家、キャスター。ハートフォードシア大学、ケンブリッジ大学研究員。“The Making of Mr. Gray’s Anatomy”は、2009年、医学ジャーナリスト協会(MJA)の公開投票図書賞(‘Open Book’Award)を受賞した

矢野真千子 : 翻訳家。兵庫県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • どんぐり

    1858年に英国で初版が出た『グレイ解剖学』。現在は解剖図もカラフルになってエルゼビアから版を重ねて刊行されている。解剖学を学んだことがある人なら、この本を知らないという人はいない。だが、この教科書に名前を冠した解剖学者で外科医のヘンリー・グレイの名は知っていても、解剖図を描いた内科医で画家のヘンリー・ヴァンダイク・カーターのことを知る人はどれだけいるだろうか? 1856年から57年にかけての18か月間、病院の遺体安置所と救貧院の霊安室から貧者の死体が定期的に配達され、グレイとカーターは360点を超える挿

  • 彩也

    『グレイ解剖学』は1858年の初版以来、未だに改訂版が発行され続けている解剖学の定番書である。米ドラマ『グレイズ・アナトミー』の題はここから来ている。本書は、そのメイキング。面白いのは、執筆者・画家の単なる伝記ではなく、造本、出版、果ては(解剖の)素材となった遺体にまで焦点を当てていること。そして、ヴィクトリア時代の社会背景が浮き彫りになっていることである。出身・階級・貧富による差が、同じ病院の医師である執筆者グレイと画家カーターにまで影響を及ぼしている。資料の少なさゆえの推測の多さが、少し気になる。

  • メルセ・ひすい

    14-31 赤22 19世紀ロンドンの歴史奇談。死体を盗む…日常的に横行していた基督様への冒瀆では。でもマジで解剖学の学術書なんです。お読みになる方は精神の超安定した方に限ります(*_*) オゾマシイに、免疫の有る読書家。…本当ですよあなたのお身体はこんなふうになってんです2人の青年の合作による「グレイの解剖学」。…大英帝国・大博覧会からアルバート王子死去までの1850年代に焦点をあて、「グレイの解剖学」初版発行の立案段階から書評が出る頃までを眺める。。 (☆。☆)                  

  • Hor

    “実用本位そのままという簡潔さは、それそのものが一つの美の形なのである” −P309

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