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ISBN 10 : 486285124X
Content Description
デカルトは730通以上の膨大な往復書簡を残したが、それらはラテン語、フランス語、オランダ語で書かれた。そのうちわが国で翻訳されているのは30%ほどであり、数学や物理学に関わる書簡は割愛されてきた。本巻では初期の125通を扱い、若きデカルトが音楽論に強い興味を抱いていたことやレンズについての話題など数学や自然学に関する多くの書簡が収録される。友人への近況報告、出版社との打ち合わせから、彼が教会や政治権力に細心の注意をはらいつつ執筆していたことなど、生きたデカルトの姿が垣間見える。
目次 : デカルトからベークマンへ ブレダ1619年1月24日―フラマン語、音楽論/ デカルトからベークマンへ ブレダ1619年3月26日―三次方程式、新しい学問、旅/ デカルトからベークマンへ ブレダ1619年4月20日―ベークマンの安否/ デカルトからベークマンへ ブレダ1619年4月23日―ドイツへの旅、無為からの救出、コンパス/ デカルトからベークマンへ アムステルダム1619年4月29日―ルルスの術/ ベークマンからデカルトへ ミッデルブルフ1619年5月6日―アグリッパの『註釈』/ デカルトから兄へ レンヌ1622年4月3日―財産の売却/ デカルトから父へ 1622年5月22日―父からの財産分与/ デカルトから兄へ 1623年3月21日―イタリア旅行/ デカルトから父へ ポワティエ1625年6月24日―裁判所長の職〔ほか〕
【著者紹介】
山田弘明 : 1945年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程。名古屋文理大学教授
吉田健太郎 : 1965年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。愛知学院大学准教授
クレール・フォヴェルグ : 1964年生まれ。トゥールーズ大学哲学研究科博士課程。名古屋大学准教授
小沢明也 : 1962年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程。東洋大学非常勤講師
久保田進一 : 1967年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。中京大学非常勤講師
稲垣惠一 : 1971年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。同研究科事務補佐員
曽我千亜紀 : 1973年生まれ。名古屋大学大学院人間情報学研究科博士課程。愛知県立芸術大学非常勤講師
岩佐宣明 : 1982年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。名古屋大学准教授
長谷川暁人 : 1982年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。愛知県立大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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