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ISBN 10 : 458801126X
Content Description
正しい「暴力」はあるのか?戦争や暴動がすぐそばにある時代に、私たちは「暴力」とどう向き合えばいいのか。早急な正当化や基礎づけ主義、ニヒリズムに抗して、自由で公平な議論の場を創り出すために、暴力をめぐる絶えざる反省、「手すりなき思考」が今こそ必要だと問いかける。暴力について深く考え抜いた5人の思想家、シュミット、ベンヤミン、アーレント、ファノン、アスマンの書物から、根源的な暴力論を切り開く。
目次 : 第1章 カール・シュミットのアポリア(カール・シュミットの曖昧な遺産/ 政治的なもの―友/敵の区別 ほか)/ 第2章 ヴァルター・ベンヤミン―神的暴力?(政治的文脈/ 法措定的暴力と法維持的暴力 ほか)/ 第3章 ハンナ・アーレント―権力と暴力(歴史的背景/ 権力と暴力の対立 ほか)/ 第4章 フランツ・ファノンの暴力批判(歴史的文脈/ 自然発生的暴力―その強さと弱さ ほか)/ 第5章 ヤン・アスマン―モーセ的区別と宗教的暴力(モーセ的区別/ モーセ的区別の脱構築 ほか)/ 第6章 暴力と非暴力についての考察
【著者紹介】
リチャード・J・バーンスタイン : 1932年生まれ。ペンシルヴァニア大学、マサチューセッツ工科大学などを経て現在はニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチに所属。主としてプラグマティズムを研究
齋藤元紀 : 1968年生まれ。高千穂大学教授
梅田孝太 : 1980年生まれ。上智大学ほか非常勤講師
大久保歩 : 1972年生まれ。大阪大学文学研究科博士後期課程在籍
大森一三 : 1982年生まれ。東京学芸大学特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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