リチャード・トンプソン・フォード

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ドレスコード フェニックスシリーズ

リチャード・トンプソン・フォード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784775942666
ISBN 10 : 4775942662
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宮廷と修道院、革命と公民権運動、娼婦と淑女、ギャングとセレブ。「階級・性差・貧富」を表し、固定するものとしてドレスコードは機能していた。そしてフランス革命後の「国家と個人の誕生」とともに、服装は自由と平等を実現し、一人ひとりの個性を表し、格差を破壊するものになる―はずだった。それにもかかわらず、アメリカの高校は現在も服装規定を増やし、レストランは髪型を理由に従業員を解雇する。「流行なんてどうでもいい」とTシャツを好むIT起業家たちは「ファッションに無関心という最新の流行」に夢中になっている。ドレスコードに隠されたメッセージは形を変え、今なお生きているのだ。スタンフォード・ロースクール教授が、階級、性差を表す「暗号」だった歴史的なドレスコードを読み解くとともに、人種、ジェンダーの平等をめぐる戦いの粛で、服装がどのような役割を果たしてきたのかを考察する。過去と現在を探り、未来を捉える意欲作。

目次 : 第1部 ステータスシンボル(地位の記号化/ 自己成型/ 信仰の印/ 性的象徴)/ 第2部 豪華から上品へ(男性による華麗な衣装の放棄/ 表現方法と地位/ 性別と簡素/ 合理服運動/ フラッパーのフェミニズム)/ 第3部 パワー・ファッション(流行の奴隷/ ボロ服から抵抗へ/ 腰パンと服従)/ 第4部 政治と個性(女らしい装い方/ 異性装と性の境界線/ 宗教とドレスコード)/ 第5部 仕立て直された期待(ブランドとマーク/ 偽物と文化の盗用/ ドレスコードを解読する)

【著者紹介】
リチャード・トンプソン・フォード : スタンフォード大学ロースクール教授。法律、社会問題、文化的テーマ、人種関係についての記事を、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、サンフランシスコ・クロニクル紙、CNN、スレート誌に寄稿してきた。ニューヨーク・タイムズの「今年の注目図書」に選ばれた『The Race Card(人種のカード)』『Rights Gone Wrong(堕落した権利)』の著者。テレビ番組コルベア・レポー、レイチェル・マドー・ショー、ディラン・ラティガンに出演。アメリカ法律協会会員。全米作家協会理事。本人も驚いたことに、2009年のエスクァイア誌ベスト・ドレスド・リアル・マン・コンテストの25名の準決勝進出者のひとりに選ばれた。妻マーリーンとふたりの子ども、コールとエラとともに、サンフランシスコに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くさてる

    知っているようで知らない、理解しているようで理解してない。あまりにも身近すぎて意識したこともないような例から、王侯貴族や有名人の特殊な話まで。身につけるもの、髪型、洋服をどう選ぶか、どう着るか、そしてそれによってどんな影響がもたらされるかを、歴史的、文化的に広く考察し、紹介したもの。厚い一冊でしたが、ファッションという文化を考えるうえでもとても面白かった。

  • ウラー

    p80〜「ピアス」ピアスがキリスト教にとっての虚栄の証とされ、ユダヤ教徒識別の印とされ、それにも関わらず最後はステータスシンボルとなる流れは、ファッションのもつ魅力を示している。p143「裁判官から「見えない」存在」かつらをせず(つまりドレスコードを守らず)に法廷に出た弁護士に対して、裁判官は「見えない」と伝えることでドレスコードの違反を指摘した。イギリスらしい伝え方ではないか。コメントに続く

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