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ISBN 10 : 4806807826
Content Description
この本は一つの疑問から出発している。つまり、中国共産党が世界で最もひどい警察国家を統治していることを考えると、その指導者たちはどうして、二酸化炭素の排出を含む国有企業からの汚染でさえ、抑え込むことを部下である役人たちに強制できないのか、という疑問である。実際のところ、最近の研究が明らかにしたところでは、発電・鉄鋼・石油精製などの産業の国有企業一社から排出される温室効果ガスは、工業国の排出量全体よりも多いことがわかっている。世界最大の鉄鋼生産企業である中国宝武鋼鉄集団は、世界二四位の排出国であるスペインよりも多くの排出量を記録した。中国石油化工は、世界一一位の排出国であるカナダよりも排出量が多かった。中国石油天然気は、韓国とベトナムを合計したよりも多くを排出していた(日本語版への序文より)
【著者紹介】
リチャード・スミス : 1947年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で政治哲学を専攻。大学院ではロバート・ブレナーのもとで、資本主義への移行比較史とマルクス主義理論を学んだ。『Against the Current』『New Left Review』『Monthly Review』『The Ecologist』などに記事を執筆する一方で、クライメート・ジャスティス運動における広範なエコ社会主義者の結集体である「System Change Not Climate Change」の創設メンバーでもある
寺本勉 : 1950年生まれ。元高校教員。ATTAC関西グループ事務局員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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