Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 読書ニスタ

  読了日：2020/05/06

  ガブリエル・ココ・シャネル。捨て子として、娼婦として、針子として生まれ、ファッションの1000年帝国を作った女。ピカソ、ダリ、時代の寵児と浮名を流し、ビジネスの糧とする。彼女の中心には、常に仕事があった。生きるため、自己表現のために、在り来たりの人生を捨てたと見るべきか。戦いに身を置いた人生。「私はあまりにもたくさんの涙を流した。でも、もうこれ以上、泣くことはないわ。人が泣かなくなったとき、それはその人が幸福を信じなくなったときよ」 泣くのは、幸せを信じているからかあ、戦いに明け暮れた人の言葉は深い。

• Crystal.B

  読了日：2014/12/21

  ココ・シャネルについては、ファッション雑誌等で何度も特集されていたので、予備知識はありましたが、伝記としてここまでがっつり読んだのは初めてです。若き日の恋心と野心に満ちた眼をしている姿がすぐに想像できたし、デザイナーとして事業家として成功の階段を駆け上っていくあたりはまさに「新時代の女」でした。現在のモデルが痩身がよいとされるのは、シャネル自身がスレンダーだったからというのも初めて知りました。それまでは、女性はふくよかなのがよしとされていたとのこと。それだけは個人的に残念かな？ダイエットしよう＾＾；；

• の

  読了日：2014/07/27

  ファッションデザイナー、ココ・シャネルの伝記。悲惨な青春時代、同性愛を含む波乱万丈な恋模様、二度の世界大戦と恐慌、と彼女を取り巻く状況は決して恵まれていなかったのだが、逆に恵まれていなかったからこそ革新的なファッションを発明できたとも言える。男性的なパンツルックや、華美を廃したシンプルなデザインの帽子、女性の匂いを強調する香水など、それまでの男性的な価値観のもとで作られたファッションへの挑戦精神が、彼女のデザインからは感じ取れる。ファッションは心の中に見える。

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