基本情報
内容詳細
エリザベスは、何も話せない、何もできない、謎めいた女の子だった。相棒のライリーも、芸が苦手で、できることが少ない、年とった犬だった。病気で身体が小さいエリザベスと、黒クマみたいに大きなライリー。仲よしのふたりの周りではいつもいろんなことが巻き起こる。
目次 : 「ダメ。犬は飼えません」/ ラット、赤い目のイチゴ/ ハムスター、野獣のベル/ エリザベス、クリスマスの祝福/ ハムスターの代わりの猫/ アリ、生存の掟/ エレベーターではなく、馬にお乗りよ/ くさいウサギ/ メイソン・ディクソン線の北側/ 神さまがくださった犬なの?〔ほか〕
【著者紹介】
リサ・ソーンダース : 先天性サイトメガロウイルス財団代表。バージニア州出身、コーネル大学卒。先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染症による重い障がいを持って生まれた次女エリザベスを16歳で失い、以後、CMV予防啓蒙活動を続けている。妊婦の母体検査、新生児検査、ワクチン開発に向けての啓蒙に尽力。コネチカット州ミスティック海事博物館の非常勤講師、ニューロンドンコミュニティカレッジ生涯教育センターの講師、ローカルテレビ局のトーク番組ホステスをつとめる。全米マーケティング及び広報評議会2010年金賞受賞
森内浩幸 : 長崎大学医学部小児科学主任教授、医学博士。1984年、長崎大学医学部卒業。国立仙台病院臨床研究部レジデントおよび米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)研究員としてウイルス学の研究に従事。1996年、米国微生物学会若手研究者賞受賞。米国留学中にECFMGに合格し、感染症の臨床トレーニングも受ける。1999年、現職に就任。母子感染などの感染症の研究と診療を専門とし、科学技術振興機構の研究領域主管、厚労省HTLV‐1対策連絡協議会委員、WHOのICD‐11 Pediatric Advisory Boardメンバーなど、国内外の役職を歴任するほか、先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会「トーチの会」の顧問を務める
渡邊智美 : 歯科医、先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会「トーチの会」代表。2011年春に、先天性トキソプラズマ症の娘を出産したことをきっかけに「トーチの会」を設立。妊婦健診におけるトキソプラズマ抗体検査・サイトメガロウイルス抗体検査の必須化や、全妊婦への注意喚起、ワクチンや治療薬の国内認可などを求めて活動している
宋美玄 : 産婦人科医、医学博士。2001年、大阪大学医学部卒業後、同大学産婦人科に入局。川崎医科大学講師を経て、イギリスのロンドン大学病院に留学し、胎児超音波を学ぶ。2012年に第一子を出産。メディア出演や執筆活動を通じて、医師の立場から、女性の性、妊娠、出産について啓蒙活動を行っている
ナカイサヤカ : 翻訳家。1959年生まれ。中学高校時代をニューヨーク市で過ごす。慶応大学大学院文学研究科修了、文学修士(考古学)。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)運営委員。サイエンスカフェスタイルの勉強集会「えるかふぇ」および講演会、「ふくしまの話を聞こう」のふくしま応援勉強会主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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