CD

ラ・ヴァルス、スペイン狂詩曲、道化師の朝の歌、クープランの墓 カラヤン&パリ管弦楽団

ラヴェル(1875-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WPCS12819
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ラヴェル:管弦楽曲集
カラヤン&パリ管弦楽団


カラヤン&パリ管で録音された貴重なラヴェル。濃厚な艶、密度の高い響き・・・
アビイ・ロード・スタジオによる新リマスター使用

世紀の大人気指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤンの没後25年の年にお届けするカラヤン芸術の精華。
全て最新リマスター音源によりその豊麗な世界が更に輝きをまして登場!
70年代以降に収録された円熟期の決定版的名演を一挙にシリーズ発売。(WARNER CLASSICS)

【収録情報】
ラヴェル:
・ラ・ヴァルス
・スペイン狂詩曲
・道化師の朝の歌
・組曲『クープランの墓』

 パリ管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1971年6月
 録音場所:パリ、サル・ワグラム
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 原盤:EMI

内容詳細

“音の魔術師”とも称されたラヴェルの管弦楽作品集。カラヤンが一時顧問を務めていたパリo.と録音した貴重な一枚で、フランス特有の管楽器の響きを的確に把握し、オケの美質を最大限に引き出している。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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カラヤンは、ミュンシュの急逝によって窮地...

投稿日:2012/06/17 (日)

カラヤンは、ミュンシュの急逝によって窮地に陥ったパリ管弦楽団の音楽監督にほんのわずかの期間ではあったが就任した。したがって、このように短期間ということもあって、パリ管弦楽団との録音は、本盤におさめられたラヴェルの管弦楽曲や、フランクの交響曲ニ短調、ワイセンベルクと組んだチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、そしてDVD作品としてベルリオーズの幻想交響曲といったわずかのものしか遺されていない。それでも、カラヤンがフィルハーモニア管弦楽団と最後のスタジオ録音を行った1960年以降においては、ウィーン交響楽団とのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、シュターツカペレ・ドレスデンとのワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」を除けば、ベルリン・フィルかウィーン・フィルとの演奏・録音に限られているだけに、むしろパリ管弦楽団との録音は必ずしも少ないとは言い難いのかもしれない(今後、ライヴ録音の発掘が行われれば、そうした事情に変化が見られるのかもしれない。)。そして、その演奏も素晴らしい名演と高く評価したい。この当時のカラヤンは気力・体力ともに最も充実していた全盛期であり、手兵ベルリン・フィルとともに、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの数々を構築していた。ベルリン・フィルによる鉄壁の演奏に流麗なレガートが施された磨き抜かれた音色は、カラヤンサウンドとも称される極上の絶対美を誇っていたとも言える。本演奏では、オーケストラがパリ管弦楽団だけに、さすがにこのようないわゆるカラヤンサウンドを聴くことは困難ではあるが、演奏の重厚さや劇的な緊張感、そして、各フレーズ間を繋ぐ流麗なレガートは、まさしくカラヤンによる演奏以外の何物でもないと言える。このようなカラヤンならではの重厚にして華麗な演奏に、フランス風の洒落た味わいを付加することに成功したのが、パリ管弦楽団による名演奏であると考えられる。いずれにしても、本演奏は、カラヤン&パリ管弦楽団だけに可能な、ドイツ風とフランス風が見事に融合した稀有の名演と高く評価したい。とりわけ、スペイン狂詩曲については1986年にベルリン・フィルと再録音を行っているものの、道化師の朝の歌や組曲「クープランの墓」については、本盤の演奏はカラヤンによる唯一の演奏と言うべき存在であり、その意味でも希少価値があると言えるところだ。音質については、本盤が長らく単独盤として手に入らない状況にあり、生誕100年を記念して発売されたセット盤の中で聴くしか方法がなかったところであるが、当該従来CD盤は今一つ冴えない音質であったところだ。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって、見違えるような鮮明な音質に生まれ変わったところだ。音質の鮮明さ、音場の幅広さ、そして音圧のいずれをとっても一級品の仕上がりであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、カラヤン&パリ管弦楽団による素晴らしい名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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「スペイン狂詩曲」と「クープランの墓」が...

投稿日:2012/02/26 (日)

「スペイン狂詩曲」と「クープランの墓」が、繊細さと力強さをあわせ持つ名演。「道化師の朝の歌」は骨太すぎる感じがする。カラヤン&パリ管弦楽団の組み合わせによるフランス音楽アルバムは貴重だが、代表盤というほどではない。カラヤンファンの方は「買い」だけど。ところで、オリジナルには「ラ・ヴァルス」が収録されていたはずだけど、このSACD盤ではどうなってるの?当サイトや他サイトのジャケット写真には「La Valse」とプリントされているようだが、曲目紹介には「スペイン、道化師、クープラン」の3曲だけ。せっかくのSACD盤、しかもオリジナルデザインでの発売は国内初なのに、完全復刻でないとしたらいけませんな。このEMIのSACDシリーズ、オリジナルのカップリング&オリジナルのジャケットデザインでとても好感が持てるのに、なぜこの1枚だけそういうことをするの?星4つあげたけど、もし本当で「ラ・ヴァルス」がカットされてるなら、★(★一つ)だね。

Yuniko さん | Niigata | 不明

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カラヤン=パリ管と来れば、これは世界文化...

投稿日:2012/02/10 (金)

カラヤン=パリ管と来れば、これは世界文化遺産的な組み合わせではなかろうか? ミュンシュ急逝後のパリ管の窮地を救ったカラヤンは、確かCD3点、DVD1点を残したように思う。僅かな録音しかないのは残念無念だが、それだけに珠玉のようないとおしさを感じる。手兵ベルリン・フィルとは違い、アウェイで向き合ったオケと曲にカラヤンはさぞ気持ちもあらたに臨んだのではなかろうか。当盤でも、パリ管の明るく軽やかな響きとカラヤンの緻密で盛り上げの巧みな指揮が、楽しさとはかなさをニュアンス豊かに美しく表現している。ベルリン・フィルともフランス物の芯のある名演を残しているカラヤンのことだ。パリ管との夢の競演でさすがの演奏を残してくれて、カラヤンさん、ありがとう!

なごやん さん | 愛知県 | 不明

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