デイヴィッド・ラング:マッチ売りの少女の受難曲
2007年に作曲され2008年のピューリッツァー賞を受賞したデイヴィッド・ラングの合唱曲『マッチ売りの少女の受難曲』。J.S.バッハの『マタイ受難曲』から影響を受けたというこの作品には、2008年にポール・ヒリアーが指揮したシアター・オヴ・ヴォイシズのほか、「Cantaloupe」レーベルでのロサンジェルス・マスター・コラールの演奏などいくつかのアルバムが存在、現代合唱作品の名作のひとつに数えられます。今回の「Cantaloupe」レーベルへの再録音にあたってラングは「(合唱とは異なる)一人一人の息遣いが聞こえるような、小ぶりな編成で録音したかった」と語っています。
CDには3曲のボーナストラックが添えられており、合唱曲『I want to live』を3声に縮小、トリオ・メディーヴァルが清冽なアンサンブルで歌ったヴァージョンなど、どれもラングが目指す「小さな編成」でこまやかかつ繊細に歌われています。(輸入元情報)
【収録情報】
ラング:
1. マッチ売りの少女の受難曲 (2007)〜4声と打楽器版
come, daughter
it was terribly cold
dearest heart
in an old apron
penance and remorse
lights were shining
patience, patience!
ah! perhaps
have mercy, my god
she lighted another match
from the sixth hour
she again rubbed a match
when it is time
in the dawn of morning
we sit and cry
モリー・ネッター(ソプラノ)
ケイト・マロニー(メゾ・ソプラノ)
ジーン・ステンガー(テノール)
ダション・バートン(バス・バリトン)
イアン・ローゼンバウム(パーカッション)
ジェフリー・ドウマ(指揮)
2. Just (after song of songs) (2014)
3. Let me com in(2021)
4. Shelter: No. 6 - I want to live(2005)
トリオ・メディーヴァル(ヴォーカル・アンサンブル)
ケイレブ・バーハンズ(ヴィオラ:2,3)
エミリー・ブラウサ(チェロ:2,3)
ユリ・ヤマシタ(パーカッション:2,3)
サラ・ブレイリー(ソプラノ:3)
録音時期:2021年
録音場所:Firehouse 12, New Haven, CT, USA
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)