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夜と朝のあいだの旅

ラフィク・シャミ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784890135950
ISBN 10 : 4890135952
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

サーカスの団長ヴァレンティンに、幼なじみから手紙が届いた。東方への旅の中で2人は自分たちの失ったもの、また得たものに遭遇していく。本当の自分探しの旅が始まった…。ドイツで大ロング・ベストセラー。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ジュール リブレ

    やっぱり中東、アラビアのことは全く分かってないなぁ、と、あらためて思わされたな。今話題のシリア・ダマスカスからドイツに亡命した作家さんの悲しみと、それを笑い飛ばしてしまおうという個性?国民性? これこそがアラブなんでしょうか。でも、現代版 千夜一夜物語みたいで良い本だ。

  • Porco

    シリア生まれのキリスト教徒である作者が、独裁政権から逃れてドイツに渡って書いた、ドイツのサーカスがオリエントへ巡業に出かける話。

  • なつき

    小説『夜と朝のあいだの旅』読了。ナッハモルグ。まず、ナッハモルグ。たぶんそのことは、忘れない。ドイツで活躍する作家、ラフィク・シャミの、そのなかでもかなり現実要素をいれた、でもやっぱりふしぎな情緒のにおいに満ちた長編小説。ありがちな構造といえばそうかもだけど、すんばらしかったね最後。

  • ぱせり

    「人生でいちばんすばらしい時間だ。だから、大抵人間はこの時間に死を迎える。夜は行こうとしているがまだ朝にはなりきっていない。そんな時間だ。色調は夜だが、もう朝の匂いがする。」それは、この物語全体の雰囲気に似ている。朝と夜の間の旅をしているのはラフィク・シャミ自身の魂かもしれない。

  • あたびー

    ラビリンスのようなアラブの街の、あちらこちらから老若男女のシャハラザードが顔を出す。めくるめく楽しい物語。 おそらく彼の故郷シリアをイメージしているこのアラブの国は、既に政府と反政府勢力、そしてイスラム原理主義者の争いごとに巻き込まれているけれど、まだ充分美しい。今のシリアの姿から、彼は何を書くのだろう。

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