Books

苦悶する中央銀行

ラグラム・ラジャン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766429909
ISBN 10 : 4766429907
Format
Books
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

・金融政策の専門家かつインド中銀の総裁も務めたラジャンの最新作!
・いまや一般化しつつある非伝統的金融政策に放つ、鋭い批判。

現代の中央銀行は、様々な手法を駆使した非伝統的金融政策を行い経済の安定を図ってきた。しかし、インフレのコントロールに苦しみ、金融システムは不安定な状態である。中央銀行が本来の役割を越えて肥大化することに警鐘を鳴らす。

【著者紹介】
ラグラム・ラジャン : シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス教授。1991年にMITでPh.D.(Economics)を取得。2003〜6年国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト及び調査局長。2013〜16年インド準備銀行総裁を務める。専門は銀行論

北村礼子 : 慶應義塾大学文学部卒(英米文学専攻)。ニューヨーク市立大学留学を経て翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • もりやまたけよし

    中央銀行の政策の基本もわかってない素人にはかなり困難な一冊だった。何度も読み返して不明なワードが出てくるとそのワードをしっかり理解してまた本に戻ると言う苦闘を繰り返した。結局、中央銀行は伝統的な手法を頑なに守ったほうが良かったような気がして終わった。

  • とりもり

    基本的に非伝統的金融政策の効果を否定的に論じる本。金融政策の効果が一国内で完結しなくなっており、その国際的な波及効果で金融政策の効果が減殺されてしまう。低インフレの長期化が中央銀行のインフレに対するスタンスを変化させ、インフレ退治のための金利引上げを躊躇させるようになっている。更に、低金利の恒常化による過剰な流動性供給が財務脆弱性を拡大している。こうした状況下において、中央銀行のインフレ、金融の安定性に対する使命はどうあるべきか、それ以上の責任を負う必要はあるかなど、興味深い論点が多い。★★★★☆

  • Kooya

    シカゴ大学の教授でインド準備銀行の総裁も務めた筆者による講演録をまとめた本。非伝統的金融政策がもたらす弊害についてコンパクトに論じている。金融危機後に生じた長期停滞は需要の刺激ではなく構造改革によって対処すべきだったという主張は、『連続講義・デフレと経済政策』における池尾和人先生の考えと同じだと感じた。

  • ゼロ投資大学

    グローバル化によって世界経済がかつてないほど相互作用をするようになった。各国の金融政策を決定する中央銀行の役割は重要性を増しており、物価や雇用に与える影響は大きい。膨大なデータを分析し、緻密な判断を下したとしても経済に予想外の事態を及ぼしてしまうこともある。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items