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Comp.works For Voice & Piano: Vegry(S)Wasiak(P)Horwitz(Narr)

Laks, Simon (1901-1983)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
EDA45
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

地獄を体験したユダヤ人作曲家
シモン・ラクスの全歌曲が初めて日の目を見る!


シモン・ラクスはユダヤ系ポーランド人作曲家。生地ワルシャワで学んだ後、パリ音楽院でポール・ヴィダルとアンリ・ラボーに学び同地で活動、パリにいた同胞のタンスマンやシマノフスキ、詩人のトゥヴィムらと活動するものの、1941年にナチスに捕えられ、アウシュヴィッツさらにダッハウの強制収容所へ入れられました。そこで楽団の作曲・編曲担当となったため命こそ保てたものの、一族はすべて殺されました。ラスカは後年フランスで文筆家としても有名となり、収容所での思い出を「死の国の音楽隊」に記し、それは音楽之友社刊の日本語版で読むことができます。
 ラクスより一世代後輩で、同様な経験をしたヴァインベルグの人生と音楽が近年注目されていますが、コンドラシンやフェドセーエフのような献身的な音楽家のいなかったラクスの作品はこれまで演奏、録音で聴く機会がほとんどありませんでした。それゆえ待望の録音登場と申せましょう。
 ラクスはいろいろな作品を手掛けましたが、本人は歌曲に自信があったとされます。しかし大半がポーランド語によることもあり、期待ほど広まりませんでした。多くが友人のユリアン・トゥヴィムの詩により、深い抒情性とユーモアが魅力。戦後の作品はどれもユダヤ人犠牲者への追悼の念が感じられます。
 彼は戦前のポーランド映画のためにポップス調の歌も作曲しました。楽譜は失われているものの、当時の人気歌手ミェチスワフ・フォッグの録音が残っていたためボーナストラックとして追加。また反戦メロドラマ『将軍』では映画俳優ドミニク・ホルヴィッツがフランス語の語りで参加しているのも注目。最高の演奏陣によるラクス歌曲の決定盤と申せましょう。
 オペラ歌手として活躍するロンドン生まれのドイツのソプラノ、アニア・ヴェグリーが数奇でつらい人生を送ったラクスの世界を見事に表現しています。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1

ラクス:
1. ユリアン・トゥヴィムの詩による5つの詩(幸福/同盟/祈り/正誤表/すべて)
2. 夢想家ディジョ
3. ほら吹きグジェシュについて
4. 宿なし
5. 老いぼれ
6. 天使の顔
7. 涙が流れる
8. 将軍
9. 幸せの福音
10. 幼きイエス
11. おお母さん
12. わが心の病
13. 愛する者へのキス
14. 古いフランスのバラード
15. 小ワルツ

ボーナストラック:
● アルコール中毒(ミェチスワフ・フォッグ(歌)、シレーナレコーズ・オーケストラ 1934年録音)

Disc2
16. 8つのユダヤ民謡
17. パサカイユ(ヴォカリーズ)
18. ユダヤ人村への悲歌
19. 葬送
20. ヴァンダ・マヤ・ベレゾフスカの3つの詩(私の歌を求めて/人形/小さな囚人)
21. 通り
22. 雨
23. 存在しない鳥の肖像
24. タデウシュ・シリヴィアクの4つの詩(緑のヴァイオリン弾き/かかし/作曲/木の崇拝)
25. 誰の罪でもない
26. 別れ
27. もしもお前が

 アニア・ヴェグリー(ソプラノ)
 カタジナ・ヴァシアク(ピアノ)
 ドミニク・ホルヴィッツ(語り:8)

 録音時期:2019年4月29,30日、8月13,14,16日、2020年2月10-13日、2月28日
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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