ライラ・アブー・ルゴド

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ムスリム女性に救援は必要か

ライラ・アブー・ルゴド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784906917839
ISBN 10 : 4906917836
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • Y.Yokota

    9.11以降イスラーム世界が注目され、しばしば虐げられているムスリム女性の救済という理念が掲げられそのイメージを作ってきたが、ヴェールを纏うことが抑圧の象徴である、というのは本当だろうか?Tシャツにジーンズ姿が解放的で、自由な女性を表しているというのは欧米の価値観である、と著者は言い、その価値観は戦争の理由にもされてきたと語る。そしてその「イスラームからの解放」をテーマとした自伝や小説についても批判し、固定観念なく関係をもつ重要性を主張する。長年中東を訪れ研究してきた著者、それに当事者たちの言葉は力強い。

  • M

    研究者視点からマスメディアがもつムスリムへのステレオタイプ形成を批判。情報が溢れる世の中だからこそ、自ら知識を増やし、「正しい」情報を集めなければならない。

  • 剛田剛

    •我々の生きる西側世界が現在対峙している「ロシア」「中国」という課題の先には「イスラム教」という課題が横たわっている。少子高齢化が進行し、経済的にも文化的にも分断が進む我々の社会にはイスラム教と平和裏に共存するための柔軟性やエネルギーがまだ残っているだろうか。•「ムスリム女性」に限った話ではないが、「自分が語りたい物語」のために他者を物語の素材にする連中は本当に救いようがない。かつて吉井和哉が「この世界に真っ赤なジャムを塗って食べようとする奴ら」と呼んだのはこういう連中だったのではないか。

  • Kan T.

    彼女たちのヴェールはそのままに、他者の救済という幻想は捨て去られるべきだというのが私の見解である。それに代わり、世界をより公正な場にするにはどうすべきかを考える方向に転換すべきだろう。差異の尊重と文化相対主義とを混同すべきではない理由は、前者が、特権的で権力のある場所に住む私たちが、どこか遠くの場所に住む人々が置かれた状況に関し、自分にどのような責任があるかを自己検証することを妨げないからである。→   

  • 意地で終わらせたレポート用。 文化人類学者である著者らしい、文化相対主義で書かれているため、読みやすい。実例が多いのも読みやすい。

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