ライアンダ・リン・ハウプト

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モーツァルトのムクドリ

ライアンダ・リン・ハウプト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791771066
ISBN 10 : 4791771060
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

モーツァルトがたった34クロイツァーで購入したペットのムクドリ。当日の支出簿には、ムクドリのさえずったメロディと「Das war schon!(美しかった!)」というコメントが記されていた。筆者がモーツァルトにならい、実際にムクドリを飼いながら書かれた愛ある一冊。

目次 : 前奏 インスピレーションの群れ/ 第1章 シアトルのムクドリ/ 第2章 モーツァルトと音楽泥棒/ 第3章 招かざる客、予期せざる驚き/ 第4章 ムクドリのおしゃべり/ 第5章 ウィーンのムクドリ/ 第6章 ムクドリはどうやって学んだのか/ 第7章 チョムスキーのムクドリ/ 間奏 鳥とモーツァルトの時間の感覚/ 第8章 同じ羽を持ったものどうし/ 第9章 モーツァルトの耳と天球の音楽/ 終楽章 三つの葬儀と想像の翼

【著者紹介】
ライアンダ・リン・ハウプト : アメリカのナチュラリスト、作家、エコ哲学者、講演者。これまでに、鳥をテーマにした著作が四冊あり、ワシントン州図書賞を受賞するなど、高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星落秋風五丈原

    自分がムクドリを飼った記録(違法らしいが…)とモーツァルトがムクドリを飼っていた史実について述べたエッセイ。

  • かもめ通信

    「鳥好き+モーツァルト好き」には特にお薦め、「モーツァルトはいまいちだけど音楽は好きで鳥も苦手ではない」または「音楽には興味がないけれど鳥や動物が好き」にもお薦めできる。ただし「鳥は苦手」という人にはあえてお勧めはしない。読む前に勝手に思い描いていた内容とはかなり違っていたけれど、面白い1冊だった。

  • ゆかっぴ

    モーツァルトのイメージががらりと変わりました。大作曲家とムクドリとの関係を発端に自身もムクドリを飼って愛情を注いで観察する著者の姿も興味深かったです。ムクドリの歌声を聞いてみたい。写真も可愛かったです。

  • ひばりん

    きわめて優れた音楽本であるにもかかわらず、必ずしも書店の音楽書棚に配架されず、生物学棚に置かれていることが理由であろうか、、、音楽関係者に着目されずにいるのが惜しい一冊。ムクドリは、オウム並みに人間の歌を記憶し、模倣するという。一方ではモーツァルトが、一匹のムクドリを愛し、弔った歴史を追う物語であり、他方では生物学者である筆者自身がムクドリを飼い音楽がかならずしも人間だけのものではないことを解き明かす認知心理学的な実験の書である。

  • Ryoichi Ito

    1784年5月27日,ウィーンのとある小鳥店で一羽のムクドリが,書き上げたばかりのピアノ協奏曲の主題旋律を歌うのを聞いたモーツァルトは「支出簿」に"Das war schon!"と書きつけ,そのムクドリを買いとった。未発表の曲をなぜムクドリが歌えたか?アメリカで最もきらわれている野鳥,ムクドリはキュウカンチョウに劣らぬモノマネ鳥だと言う。著者はモーツァルトのムクドリ体験を実証すべく雛から育て,この愛すべき野鳥と暮らしながら本書を書き上げた。我が家の戸袋にムクドリが青い卵を産み付けたことを思い出す。

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