ライアカット・アハメド

人物・団体ページへ

世界恐慌 経済を破綻させた4人の中央銀行総裁 下 筑摩選書

ライアカット・アハメド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480015808
ISBN 10 : 4480015809
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
334p;19

内容詳細

「あの信用緩和は、最も大規模、大胆で、最も大きな間違いだった…」。一九二九年の株価大暴落から始まる世界恐慌はあたかも想定外の自然災害のように語られてきた。だがはたしてそうか。世界はなぜ、あれほど苛烈な悲劇に見舞われねばならなかったのか。物価下落、信用収縮、金融メルトダウンが世界各地に広がる中、中央銀行はいかに対応し、それはどれほど間違っていたか―。ガルブレイス『大暴落1929』に比肩する恐慌論の新古典と名高い話題の書、待望の邦訳。

目次 : 第3部 新しい風―一九二三〜二八年(承前)(最初の旋風―一九二六〜二七年/ ウィスキーを少々―一九二七〜二八年)/ 第4部 もうひとつの自業自得―一九二八〜三三年(渦巻きのなかへ―一九二八〜二九年/ 腐敗の粛清―一九二九〜三〇年/ 電気系統のトラブル―一九三〇〜三一年/ 世界という甲板の火種―一九三一年/ 金の足枷―一九三一〜一九三三年)/ 第5部 その他―一九三三〜四四年(千鳥足の金本位制―一九三三年/ 隊商は進む―一九三三〜四四年/ エピローグ―歴史はくりかえすのか)

【著者紹介】
ライアカット・アハメド : 1952年生まれ。ブルッキングズ研究所理事。ハーバード大学とケンブリッジ大学で経済学の学位を取得。世界銀行の投資部門勤務を経て、いくつもの投資会社や保険会社で二十五年以上の経験を有する投資マネジャー。現在はいくつかのヘッジファンドの顧問も務める。『世界恐慌―経済を破綻させた4人の中央銀行総裁』で2010年度ピュリッツァー賞(歴史書部門)を受賞

吉田利子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    ようやっと読み終わりました。後半のほうが激動というか29年のことが書かれていてそれなりに面白く読めました。ガルブレイスの本「大暴落」に匹敵する感じがしました。ただガルブレイスに比べると、かなり前からの分析があるせいか経済や世界の各国の動きの流れが見れて原因などがよくわかります。エピローグで最近の動きなどを分析してくれていますが、過去ばかりではなく最近の事情も入れ込んでくれたのはいいと感じました。

  • 1.3manen さん

    1929年7月、ジョセフ・ケネディがウォール街への道中靴磨きにとっておきの情報を教えてやると言われ、持ち株全部を売る決意(059頁)。ピンからキリまで同じ情報を共有すれば、もう撤退すべきとした(同頁)。社会的にはそれでいいが、経済的には儲からないのだろう。ケインズの不吉な予言(093頁〜)。偉大な彼といえども、世界中を席巻し始めたデフレ考慮しなかった(096年)。日本が長年苦悶のデフレの社会問題化。株式市場もまた一社会だ。250万人が失業、生産高20%↓、物価年7%↓なのに手当零に増税とは!(201頁)

  • スプリント さん

    金本位制に執着したせいで世界恐慌が起きたともいえますが、祖国の経済を守るためには仕方がなかったようにも思えます。当時の国際金融がどのように方針決定され、移り変わっていくのかが理解できました。

  • そのあとに続く さん

    株価の暴落、大量の失業者を残して一足先に舞台を去ったアメリカのストロング氏。一方、時代に沿って立ち続けようとしたドイツのシャハト氏。ヴォネガットの言うように「何かの振りをするには要心しなければならない。何かそのものになって仕舞うから」。もちろん、誰しも時代から超然とすることは出来ない。近年の国家の破産に対する療法として、早い対応が出来たことは数少ない教訓のひとつ。

  • koji さん

    漸く上下巻665頁の大作を読み終えましたが疲れ果てました。特に下巻は、1929年の暗黒の木曜日から世界大恐慌という本書のハイライトだけに、著者のタッチは白熱を帯びてきます。この本の読み応えは「大恐慌の責任者として誰が責められるべきか」「現代の教訓をどのように読み取るべきか」ということにあり、エピローグにある著者の結論は概ね妥当と思います(ここだけでも一読の価値あり)。さらに、4人の総裁の詳細な半生記が本書に彩りを添えています。最後に本書から学んだのは、不作為を戒め勤勉で強い意志を持続することの大切さです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ライアカット・アハメド

1952年生まれ。ブルッキングズ研究所理事。ハーバード大学とケンブリッジ大学で経済学の学位を取得。世界銀行の投資部門勤務を経て、いくつもの投資会社や保険会社で二十五年以上の経験を有する投資マネジャー。現在はいくつかのヘッジファンドの顧問も務める。『世界恐慌―経済を破綻させた4人の中央銀行総裁』で20

プロフィール詳細へ

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品