ライアカット・アハメド

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世界恐慌 上 経済を破綻させた4人の中央銀行総裁 筑摩選書

ライアカット・アハメド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480015792
ISBN 10 : 4480015795
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「戦争のような不経済なものは起こりえない」。誰もがそう思っていたにもかかわらず、世界は第一次大戦に突入した。戦後、膨大な財政赤字と不況を前に、英国、アメリカ、ドイツ、フランスの中央銀行総裁が世界の金融システム立て直しに立ち上がった―。一九一四年から四五年の混迷の三〇年間、世界経済に大きな影響を与え、破綻への道筋を作った彼らは、危機の渦中で何を守ろうとしたのか。それが世界経済にもたらしたものとは。二〇一〇年ピュリッツァー賞受賞作。

目次 : 第1部 思いがけない嵐の襲来―一九一四年八月(プロローグ―戦争のような不経済なものは起こりえない/ 孤独な変わり者―一九一四年、英国/ 若き天才―一九一四年、ドイツ/ 頼もしい手―一九一四年、アメリカ/ 金融監察官―一九一四年、フランス/ マネーの将軍たち―一九一四〜一九年、中央銀行)/ 第2部 決壊後―一九一九〜二三年(愚かきわまるインスピレーション―ドイツの賠償/ アンクル・シャイロック―戦債/ 野蛮な遺産―金本位制度)/ 第3部 新しい風―一九二三〜二八年(混沌と希望をつなぐ橋―一九二三年、ドイツ/ ドーズ・プランの開幕―一九二四年、ドイツ/ 金の宰相―一九二五年、英国/ 抵抗勢力との戦い―一九二六年、フランス)

【著者紹介】
ライアカット・アハメド : 1952年生まれ。ブルッキングズ研究所理事。ハーバード大学とケンブリッジ大学で経済学の学位を取得。世界銀行の投資部門勤務を経て、いくつもの投資会社や保険会社で二十五年以上の経験を有する投資マネジャー。現在はいくつかのヘッジファンドの顧問も務める。『世界恐慌―経済を破綻させた4人の中央銀行総裁』で2010年度ピュリッツァー賞(歴史書部門)を受賞

吉田利子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • KAZOO

    副題に「経済を破たんさせた4人の中央銀行総裁」と書いてあり、いかにも読者を獲得しようとする魂胆が見え見えですが、中身は結構真面目に当時の世界経済がどうなったかを分析しています。上巻は1914年から1928年ころまでを書いていますが、私などはドイツのシャハトがいなかったらもっとひどいことになっていたのではないかと思っています。

  • 1.3manen

    2010年ピュリッツァー賞(表紙見返し)。失業者が向かうのは、街路、公園、バー、カフェ、段ボールなどで作った小屋、スラム。失業ゆえの暴力と擾乱(013頁)。健康や人心の荒廃。銀行閉鎖、農産物価格暴落、工場操業停止(014頁)。金持ちたちの動揺をよそに、一般大衆は驚くほど平静(059頁)。これは大損するか否かなのだろう。貧乏に慣れていた人は失うものはもうないのだ。成功と頭の良さを兼ね備え、機知に富むケインズ(139-140頁)。生涯こつこつと勤倹節約して購入した国債、預金が無価値に(152頁)。残酷な恐慌。

  • スプリント

    2つの大戦の間で起きた世界恐慌の引き金を引いたとされる英仏独米の中央銀行総裁の行動を書き記した本です。

  • そのあとに続く

    フィッツジエラルドが「崩壊の音が聴こえた」とした世界恐慌。前編ではWWT終了時の主要国、イギリス・フランス・ドイツ・アメリカの経済・政治状況に主眼が注がれている。敗戦ドイツの驚異的インフレ状況も悲惨だが、勝ったイギリス・フランスの疲労も相当なもの。アメリカの台頭とヨーロッパの凋落は、もちろん直線で繋がるものとは言い切れないまでも、時代の縮図のひとつ。金本位制に執着とまでは言わないが疑いを持たない者や、行き詰まりを見たものの打開策を見出だせない者も等しく煩悶し続ける。

  • koji

    本書の主人公は、MCノーマン(イングランド銀行総裁)、Bストロング(ニューヨ−ク連銀総裁)、Hシャハト(ライヒスバンク総裁)、Eモロー(フランス銀行総裁)。時代は1914年から1944年。まさに第一次世界大戦(1stWar)から第二次世界大戦(2ndWar)終結間近まで。上巻のハイライトは、1stWar後のドイツの戦時賠償、欧州の通貨切下げ、そして金本位制復帰。中でも、主役はノーマン。ケインズに地団駄踏ませ、チャーチルに「人生最大の過ち」と言わせた金本位制復帰を取り仕切った神経症の人物です。下巻が楽しみ。

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