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レス・ザン・ワン 詩について 詩人について 自分について

ヨシフ・ブロツキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622097655
ISBN 10 : 4622097656
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

20世紀後半最大のロシア詩人、ノーベル文学賞受賞者ヨシフ・ブロツキー(1940-96)の神髄をしるすエッセイ集の日本語版をここに刊行。詩の魅力と可能性を存分に語り、詩論の見本のような精緻で深遠な詩の分析を行ない、同郷のアフマトーヴァ、ツヴェターエワ、マンデリシュタームへの思いを綴り、幼年期から1972年に国外追放されるまでのソ連時代の生活を描く。格調高く瑞々しい17篇。

【著者紹介】
ヨシフ・ブロツキー : 1940‐1996。1940年、旧ソ連のレニングラード(現サンクト・ペテルブルク)でユダヤ系の両親のもとに生まれる。15歳のときに学校に通うことを拒否し、職を転々としながら、独学で詩を書き始めるが、1964年、「徒食者」として逮捕され、北ロシアの僻村に流刑となる。さらに1972年には国外移住を強要され、アメリカ合衆国に亡命した。国際的評価が高まり、1987年ノーベル文学賞受賞。1991年にはアメリカ桂冠詩人に選ばれた。1996年、心臓発作のためニューヨークの自宅で没。亡命後二度とソ連・ロシアの地を踏むことはなかった

加藤光也 : 1948年生まれ。東京都立大学名誉教授。専門はイギリス文学

沼野充義 : 1954年生まれ。東京大学名誉教授。専門はスラヴ文学・現代文芸論

斉藤毅 : 1966年生まれ。大妻女子大学他講師。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。専門はロシア文学・文化

前田和泉 : 東京外国語大学教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。専門はロシア文学・文化

工藤順 : 1992年生まれ。ロシア語翻訳労働者。主に20世紀ロシアの作家アンドレイ・プラトーノフの翻訳紹介に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かもめ通信

    1987年にノーベル文学賞を受賞したヨシフ・ブロツキー(1940-1996)が1972年にソ連からアメリカに亡命した後に書いたエッセイ、書評、序文、講演禄、講義録などを集めた最初のエッセイ集Less Than One(1986年)から紙幅の都合で割愛された1篇を除く17篇を翻訳収録したエッセイ集。解題、訳者あとがきを含めると550頁とボリュームのある1冊で、正直読み切れるかどうか自信がなかったが、読み始めたら面白くて、どっさりメモを取ってもまだとり足らない。この先、何度も読み返すことになりそうだ。

  • Kerberos

    旧ソ連生まれの亡命詩人ブロツキーに対して1987年にノーベル文学賞が贈られることが決まった時、朝日新聞に掲載されたロシア文学者江川卓のコメントは「天才肌の詩人。作品を読むと、すごい」という評価の一方「受賞に値する実績の点で少しムリも感じる。ある程度、政治的配慮もあったのでは…」という内容。47歳での受賞は確かに早い。冷戦期は文学が東西対立の政治的文脈で読まれる時代でもあった。『レス・ザン・ワン』初版がニューヨークで出たのは受賞の前年。いまこれを政治的文脈で読む人はいない。ブロツキーは正真正銘の天才だった。

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