最初は何なんだ？？と、ちょっと気持ち悪いなあと思ったのですが、見ているうちに不思議な世界にはまってしまいました。おもちゃ達の不思議な動き、残酷さ、ユーモアさとに引込まれて行きました。原作を無視する事なくベースにはきちんと流れているのですが、そこに彼なりの表現も上手く加えていてすごく楽しめて大好きな1本になりました。

感激です。

ドキュメンタリー・タッチの実写とマックス・エルンストのコラージュ絵画に似たアニメーションとを組み合わせた『オトラント城』。無愛想なおとなのユーモアとシュルレアリスティックな幻想。ホレイス・ウォルポールの原作を読んでから観るとたのしみもひとしおだと思う。

Jan Svankmajer の作品の中では一番 面白いと思います。次の展開にそそのかされ血眼を走らせてみました。人形や粘土を上手く使い、これこそ Stop Animation!というシーンも沢山あります。これは一生アイテムです！ これだけの時間とアイデアはどこから吹き出てくるのか不思議です。　　

初めてみた作品がこの短編集からのFoodとスターリンの死でした。彼の想像力と巧みなカメラアングルにあごが落ちましたね。チェコの共産主義という制圧によって生まれた爆発的な作品だと思います。

ｼｭｳﾞｧﾝｸﾏｲｴﾙ作品を初めてみるならｺﾚがいいです｡ｺｺから入って悦楽〜までいくのが通だとﾍﾞﾃﾗﾝｱｰﾄﾃｲｽﾀｰに教わりました｡

ｱﾘｽがｶﾗﾌﾙでﾎﾟｯﾌﾟでおとぎ話なのに対しﾌｧｳｽﾄはﾌﾞﾗｯｸでﾊﾟﾗﾉｲｱ的｡ｼｭｳﾞｧﾝｸﾏｲｴﾙ最高傑作｡やりたい放題だけど簡単に言うと天使VS悪魔｡ﾋﾟﾙｹ!ﾊﾟﾄﾞﾙｹ!ﾋﾟﾙｹ!ﾊﾟﾄﾞﾙｹ!ﾋﾟﾙｹ!ﾊﾟﾄﾞﾙｹ!

この監督の作品はどれも絶品｡残酷さとﾕｰﾓｱと実験とﾌｧﾝﾀｼﾞｰが完璧に混ざった繊細で大胆なｱｰﾄ｡他のもそれぞれにｲﾝﾊﾟｸﾄがあるけｱﾘｽは最初に観たせいか衝撃だった

見たときに感じたのは、一生ものになる映画だと思ったこと。アリスという子供向けの題材ながら映像美と、雰囲気はまさに大人向け。使われている小物、人形たちの動きが綺麗なだけではなく、ブリキのぎこちなさが時には恐ろしいほど。正に不思議という言葉が似合う映画だと思います。

ｱﾘｽがとにかくｶﾜｲｲ☆不思議の国が見事に再現!!なんだかｼｭｰﾙでいかがわしい雰囲気も最高です｡子供と大人では観た後の感想が全く変わりそうです｡