Harpsichord Concerto, String Quartet, etc : Skouras(Cemb)Karolyi / Pays De Savoie O Arditti Q etc

アルディッティ四重奏団も登場！
20世紀前半にドイツで活躍したヤコビの本格的作品集！

ヴォルフガング・ヤコビはドイツのバルト海に浮かぶリューゲン島の出身。第一次大戦後、ベルリンでフリードリヒ・エルンスト・コッホに作曲を学び、盛んに作品を発表したが、家系にユダヤ人がいたためナチス政権後その作品は退廃音楽として演奏が禁止されました。第二次大戦後はダルムシュタット現代音楽講習会の理事を務めるなど戦後現代音楽の発展に貢献しました。彼の音楽は新古典主義と無調様式の折衷。チェンバロ協奏曲はバロック様式の20世紀風に翻案した佳作でストラヴィンスキーやミヨー、プーランクらの音楽との親和性があります。イタリア歌曲集は抒情的な作品、そして今回世界初録音となる弦楽四重奏曲は新古典主義にベルク風の表現主義が折衷され独特な世界が描かれます。アルディッティ四重奏団の熱演が聴きもの。『セレナードとアレグロ』はそれまでの作風にポップな要素が加わった軽妙洒脱な作品で、ややニーノ・ロータの映画音楽を思わせる魅力的な音楽。（輸入元情報）

【収録情報】
ヤコビ：
1. チェンバロ協奏曲 (1927/47)
2. イタリア歌曲集 (1954)
3. 弦楽四重奏曲 (1948)
4. セレナードとアレグロ (1958)〜アコーディオンとアコーディオン・オーケストラのための小協奏曲

　アンドレアス・スコウラス（チェンバロ：1）
　シャンドール・カロリイ指揮、サヴォワ地方管弦楽団（1）
　デュオ・マリオン・グランゲ（ソプラノ：2）
　アンブロワーズ・ド・ランクール（ピアノ：2）
　アルディッティ四重奏団（3）
　ディミトリ・ブクリエ（アコーディオン：4）
　ピエール＝アンドレ・クルンメナッハー指揮、ジュネーヴ・アコーディオン連盟（4）

　録音：2018年8-9月
　世界初録音（3）