モーリッツ・アルテンリート

Individuals/organizations Page

Books

Ai・機械の手足となる労働者 デジタル資本主義がもたらす社会の歪み

モーリッツ・アルテンリート

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784826902663
ISBN 10 : 4826902662
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"テック企業が労働市場を支配する!

プラットフォームを介し国境を越えて労働力を集め、
アプリによって働きぶりを精密に管理し、秒単位で雇い、クビにする――
Amazon, Google, Uberなどが「発明」した労働形態は、なぜこれほど普及しているのか?
そして、世界にいかなる矛盾を生んでいるのか?


「デジタル技術の進化により、さまざまな作業や業務が自動化されたように見える現代社会だが、その裏には多くの「人間による労働」が残されている。いや、残されているというより、人間の労働力が機械やアルゴリズムを中心とした仕組みに組み込まれていると言うべきだろう。アルテンリートは本書において、それを「デジタル工場」という概念にまとめ、幅広い調査に基づいて、批判的考察と理論化を試みている」(「訳者あとがき」より)"

【著者紹介】
モーリッツ・アルテンリート : フンボルト大学ベルリンのヨーロッパ民族学研究所およびベルリン経験的統合・移民研究所(BIM)の研究員

小林啓倫 : 1973年東京都生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、米バブソン大学にてMBA取得。外資系コンサルティングファーム、国内ベンチャー企業などで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • izw

    ITが進んで、省力化が進む裏側で、新たな労働者が増えている。グーグルプレックスで「黄バッチ」を付けてひたすら本をスキャンする人たち、アマゾン物流センターの従業員、宅配のラストワンマイルを担う人、一日中ゲームのアイテムを集めるゴールドファーマー、クラウドワーカー、SNSのコンテンツをチェックするモデレーターなど、デジタル・テイラー主義で管理された労働を担う人たちの実態を何年にもわたる調査、インタビューを通して明らかにしている。AI・ロボットが進化するとなくなりそうな仕事だが、まだ人間の方が安いのだろう。

  • Oki

    「この世にたやすい仕事はない」というより、「この世に搾取されない仕事はない」と言うべきか。労働者に対する責任を回避するために、自らをプラットフォームテクノロジー企業と位置づけたがる気持ちもわかる。確かに最初はそうだったかもわからないが、組織は変容する。

  • かとたか

    どんなにAIや機械化、デジタル化が進んでも、それは表層的にそうみえてるだけで、裏には労働者の手が介入している。デジタル資本主義と呼ばれる現象の深層について考えさせてくれます。30年前のスコットラッシュとアーリの組織化資本主義の終焉論の続編のような話だと思って読み進めて行ったら、やはり著者はラッシュと交流があったらしいです。多くの人々にお勧めしたい本です。

  • 三月うさぎ(兄)

    AIに代表されるようなデジタル化が人間の労働を奪うという論調が支配的な昨今、実は、物流やゲーム、SNSなどのプラットフォームでタスクの標準化・細分化が進み、労働の自動監視が徹底されることで、GoogleやFacebookの猥褻・暴力などのコンテンツチェック、Amazonの配送センターでの棚からの上げ下ろしやセンターから玄関先までのラストワンマイル配達、車載映像にタグをつける自動運転用AIへのアノテーション、ネット上で1分未満で終わるようなスキマバイト的な単純労働など、「人間の統合的な能力」がどうしても →

  • YASU

    AI技術の発達によりすべての労働が自動化される、といった単純な話ではない。労働はむしろどうしても自動化できない部分で多様化・ニッチ化し、労働者は個別に分断され組織されないままに、ネットワークによって“集団的”に管理され強制労働させられる。アマゾンの集配センターで、あるいは在宅で、クラウドワークで、“創造性”とは無縁な単調労働に多くの移民や底辺労働者が従事しているという。さて、こうしたAI時代の労働に対して、トランプが提唱する伝統的工業の復活がいかに夢想にすぎないか。わかってるのかな?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items