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ア-ノンク-ルとコンツェントゥス・ムジクス 世界一風変わりなウィ-ン人たち

モーニカ・メルトル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784871985437
ISBN 10 : 4871985431
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2006
Japan
Other
+CD
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

アーノンクールとコンツェントゥス・ムジクス
〜世界一不思議なウィーン人たち〜
モーニカ・メルトル/ミラン・トゥルコヴィッチ著  
臼井伸二、蔵原順子、石川桂子・訳

「どちらを見つけるのが難しかったのか、僕には実のところ、よく分からない。きちんと演奏できる18世紀初期の楽器だったのか、それとも古楽器を演奏する情熱と資質のある20世紀中頃の演奏家だったのか。」 ニコラウス・アーノンクール

今日ではなにもかもが当たり前のように思われる古楽。若い音楽家は、古楽器におけるその卓越性をアピールし、「響きの語り」という言い回しは、ずいぶん前から日常的に使われるようになりました。
 1953年、チェロ奏者、ニコラウス・アーノンクールが、ヴァイオリン奏者の妻アリスと、好奇心旺盛な数人の仲間とともに内々に芸術的実験を始めたとき、古楽はまだ未知の領域に属していました。彼らは、四年にわたり自宅の居間で楽譜や楽器、演奏技術や響きの効果などを研究し、練習を重ねた後に、公的な場へと足を踏み出したのです。
 本書では、古楽のパイオニア時代、高度な専門知識を持つ音楽家たちが一致団結し、成功する確信のないまま、飽くことのない好奇心、計り知れない勤勉さ、そして尽きることのない献身的姿勢でひとつの理念に取り組んだ、冒険に満ちた五〇年が生き生きと描かれています。
 著者は、コンツェントゥスのメンバーであるミラン・トゥルコヴィッチと、アーノンクールの伝記を書いたモーニカ・メルトル。さらに、アーノンクールのコメント付きのCDが、読者の耳を楽しませてくれます。

四六判・240頁
アーノンクール執筆のエッセイ
アーノンクール・ディスコグラフィー
アーノンクール肉声入りCD(対訳有)付

Content Description

目次 : 〜楽団メンバーのひとりと気鋭のジャーナリストが描く / 世界一の古楽オーケストラ50年の苦難と栄光の歴史。〜 / モーニカ・メルトル/ミラン・トゥルコヴィッチ【著】 / 臼井伸二/蔵原順子/石川桂子【訳】 / ●出会い (モーニカ・メルトル) / ●微笑みと賛嘆と (ミラン・トゥルコヴィッチ) / ●確かなデビュー (モーニカ・メルトル) / ●「民主的独裁主義とハーモニー」あるベテランの思い出 (モーニカ・メルトル) / ●フルートがフルート奏者を探す (ミラン・トゥルコヴィッチ) / ●ニコラウス・アーノンクール 熱狂的な収集家の回想 / ●「・・・成功しそうにない実験・・・」 (モーニカ・メルトル) / ●「結果がすべて!」 (コンサートマスターのエーリヒ・ヘーバルトへのトゥルコヴィッチのインタビュー) / ●ラジオ・ブレーメンなしには・・・ (ミラン・トゥルコヴィッチ) / ●ビニール製の逸品 (モーニカ・メルトル) / ●「古楽」−新たな発見 (ミラン・トゥルコヴィッチ) / ●仲間になって−適合して (ミラン・トゥルコヴィッチ) / ●古楽器演奏の使徒、旅に出る (モーニカ・メルトル) / ●世界一風変わりなウィーン人たち (ミラン・トゥルコヴィッチ) / ●普通の意味でのレパートリーではなく (ミラン・トゥルコヴィッチ) / ●謝辞 / ●年譜 / ●付録CD対訳 / ●ディスコグラフィー (アーノンクール直筆)

【著者紹介】
モーニカ・メルトル : ウィーンで活躍するフリーの文化評論家

ミラン・トゥルコヴィッチ : 国際的に名声を博す数少ないソロ・ファゴット奏者の一人。1967年よりコンツェントゥス・ムジクスのメンバー。また、アンサンブル・ウィーン・ベルリン、ニューヨーク・リンカーンセンター室内楽ソサエティーのメンバー

臼井伸二 : 1951年生まれ。東京大学修士課程(数学)修了。メーカー勤務、ドイツ駐在を経て独立。現在は技術翻訳事務所を経営

蔵原順子 : 国際基督教大学卒。ドイツ語会議通訳者・翻訳者。音楽関係の仕事も多く、来日したアーティストのインタビュー、記者会見、講演の通訳を務める

石川桂子 : 東京外国語大学外国語学部ドイツ語学科卒。ドイツ連邦共和国大使館教務部翻訳・通訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sun

    古楽の先駆者の古楽集団を作る過程の話。楽器を探す部分が面白い。収集家、オークション、屋根裏。音楽は録音技術が確率されるまでは、本当のところはわからない。楽譜も古楽時代に少し出てきたくらいで解釈はマチマチ。ただ、ガット弦とブロックフレーテが主の音楽を聴くとなぜかなつかしくなる。どうしてなんだろう?

  • Eu

    ハイソなインディー・ジョーンズみたいな話だ

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