モーツァルト、フランツ・クサヴァー(1791-1844)

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CD 輸入盤

ロンド・ソナタ、ポロネーズ、変奏曲集 カタジナ・ドロゴス(フォルテピアノ)

モーツァルト、フランツ・クサヴァー(1791-1844)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ACD260
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

F.X.W.モーツァルト:作品集

モーツァルトの四男で末っ子のフランツ・クサヴァー・ヴォルフガングの鍵盤作品集。カダジナ・ドロゴスが弾くフォルテピアノによる演奏です。生後4か月で、父・ヴォルフガングが亡くなり、直接教育を受けることはありませんでしたが、父にピアノを習ったフンメルや、サリエリに師事。特にサリエリは「父親にもひけをとらない才能」と、彼について好意的な発言を残しています。偉大すぎる父親の影に隠れ、音楽史上、あまり注目されることのないフランツですが、初期の「ロンドヘ長調」の頃より、父モーツァルトやハイドンの影響から脱却した独自の魅力的なスタイルが見てとれます。16歳の頃の「ソナタト長調」は、第4楽章にかすかなベートーヴェンの影響が感じられる、当時流行した舞曲などを取り入れた独自の路線による意欲作。最近オーストリア国立図書館で初稿譜のコピーが発見され、世界初録音としてここに収録されているOp.20は、レームベルク在住時代からスラヴやロシアのメロデイに惹かれたという彼らしい、ロシアの主題による変奏曲。Op.22は「憂鬱な」というタイトルとは裏腹に、父親の影から解き放たれたような自由な姿が感じられる傑作です。(輸入元情報)

【収録情報】
フランツ・クサヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト:
1.ロンド ヘ長調 WV VII:1

ソナタ ト長調 Op.10
2.第1楽章:Allegro moderato
3.第2楽章: Largo
4.第3楽章: Minuetto
5.第4楽章: Rondo: Allegretto

6.ロンド ヘ長調 Op. 4

4つの憂鬱なポロネーズ Op. 22
7.第1番 ハ短調: Risoluto
8.第2番 イ短調: Andantino con moto
9.第3番 ヘ短調: Allegretto moderato
10.第4番 ト短調: Andante espressivo

11.ロシアの主題による変奏曲 ト短調 Op. 20…世界初録音

カタジナ・ドロゴス(フォルテピアノ)
使用楽器:Peter Anton Mooser, 1800年頃 ウィーン 

録音:2018年9月25-27日 
Grosser Saal of the Stiftung Mozarteum Salzburg

ユーザーレビュー

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 あのモーツァルトの息子のピアノ作品集と...

投稿日:2021/03/01 (月)

 あのモーツァルトの息子のピアノ作品集と聞けば、一度は聞いてみたいと思う人が多いのではなかろうか。最初のヘ長調ロンド(11歳ころの作)は初め父親と同じ音がするが、間もなく独自の音の展開へ。チャーミングな小曲である。ト長調のソナタ(16歳ころの作)は意欲的な大作で古典派の香りがし、短いがロ短調のラルゴが絶品である。ヘ長調のロンドは青少年フランツのエネルギーがほとばしっている。大人になってからの作品である「憂鬱なポロネーズ」Op.22はロマンティックな響きがする傑作である。世界初録音の「ロシアの主題による変奏曲」はフランツが父親同様、ピアノの名手であったことを感じさせる秀曲である。カタジナ・ドロゴスはフォルテピアノの特性を十分に生かして、美しい音で共感たっぷりにフランツ・クサヴァー・モーツァルトの曲を演奏している。偉大な父の陰に隠されてしまうフランツであるが、同時代の作曲家と比べてそんなに見劣るするわけではないので、コンサートやCDでもっと取り上げられてもいいのではないかと、このCDを聞いて思った。

まさやん さん | 新潟県 | 不明

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