(Hindemith)l'Orfeo : Hindemith / Concentus Musicus Wien (1954 Monaural)(2CD)

アーノンクール80歳記念盤、コンツェントゥス・ムジクス非公式デビュー・ライヴ！ヒンデミット編曲、指揮によるモンテヴェルディ

アーノンクールは第21回京都賞の思想・芸術部門受賞のスピーチで当録音であるヒンデミット編曲、指揮による『オルフェオ』について言及しています。「1954年にパウル・ヒンデミットがウィーンでモンテヴェルディの『オルフェオ』を上演しました。コンツェントゥス・ムジクスの弦楽器奏者は全員、楽器を総動員して参加しました。これが私とモンテヴェルディとの最初の出会いでした。（中略)ヒンデミットによる上演は、私の音楽家としての将来に多大な影響を与えることになったわけです。」使用されている楽譜はヒンデミットが欠落していると思われる箇所を補作し、また部分的にヒンデミットのイマジネーションが盛り込まれた魅力的なスコアで古楽好きのみならず多くのファンを魅了することでしょう。1953年にアーノンクールが結成したコンツェントゥス・ムジクスですが、まだ公式デビュー（1957年）前の演奏です。もちろんアーノンクールもチェロ奏者として参加しています。1954年の歴史的ライヴ録音（モノラル）ですが、みずみずしい音質です。
またボーナスとしてパソコン（PDFファイル）にてリブレットや貴重な資料を閲覧できます。（TOBU）

【収録情報】
・モンテヴェルディ：歌劇『オルフェオ』（ヒンデミット校訂・編曲版）
　P.ブリントン
　G.シニムベルギ
　U.グラフ、他
　器楽アンサンブル（ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス）
　ウィーン・ジングアカデミー
　パウル・ヒンデミット（指揮）
　録音時期：1954年
　録音方式：モノラル（ウィーン芸術週間におけるライヴ）
　※ピリオド楽器による世界初録音

ボーナスPDFファイル：リブレット（イタリア語、ドイツ語、英語）、当時のパンフレット、1609年出版の総譜（全104ページ）