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ISBN 10 : 4087735257
Content Description
1938年に一冊の本でパリの文壇の話題をさらい、剽窃のかどで消えてしまったセネガル人作家T・C・エリマン。彼は一体何者だったのか?現代のくすぶる若手小説家ジェガーヌがその軌跡を追い求めるうちに、エリマンを巡る物語は語り手を変え、時を超え、パリ、アムステルダム、ブエノスアイレス、ダカール、セネガルの名もなき村へと舞台を変貌させていく…。文学へのあくなき欲望の迷宮を恐ろしいほどの気迫で綴る、衝撃の傑作小説。
目次 : 第1の書(「母グモ」の巣/ 夏の日記/ 本質的な書物についての三つのノート(T・C・エリマンの日記からの抜粋))/ 第2の書(ウセイヌ・クマーフの遺書/ 震動のさなかでの三つの叫び/ 調査する女たち、調査される女たち ほか)/ 第3の書(友情−愛×文学/政治=?/ 死文/ マダグの孤独)
【著者紹介】
モアメド・ムブガル・サール : 1990年セネガルのダカールに生まれ、パリの社会科学高等研究院(EHESS)で学ぶ。現在はフランスのボーヴェ在住。2014年に中篇小説『La Cale(直訳:船倉)』でステファヌ・エセル賞を受賞し、2015年『Terre ceinte(直訳:包囲された土地)』で長篇デビュー、アマドゥ・クルマ文学賞とメティス小説大賞を受賞した。2017年『Silence du choeur(直訳:コーラスの沈黙)』でサン=マロ市主催の世界文学賞を受賞。2021年、4作目にあたる本書はフランスの4大文学賞(ゴンクール賞、ルノードー賞、フェミナ賞、メディシス賞)すべてにノミネートされ、ゴンクール賞を受賞した
野崎歓 : 1959年新潟県生まれ。フランス文学者、翻訳家、エッセイスト。放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2006年に『赤ちゃん教育』(青土社)で講談社エッセイ賞、2011年に『異邦の香り―ネルヴァル『東方紀行』論』(講談社)で読売文学賞、2019年に『水の匂いがするようだ―井伏鱒二のほうへ』(集英社)で角川財団学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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buchipanda3
読了日:2023/12/27
どんぐり
読了日:2024/03/11
榊原 香織
読了日:2024/06/07
藤月はな(灯れ松明の火)
読了日:2024/01/04
たま
読了日:2024/01/24
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