メアリー・マッカーシー

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私のカトリック少女時代 須賀敦子の本棚

メアリー・マッカーシー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309619972
ISBN 10 : 4309619975
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
286p;20

内容詳細

12歳で信仰を捨てた少女の痛快!回想記。20世紀アメリカを代表する作家の一人で世界的ベストセラー『グループ』著者の傑作、初紹介。

目次 : 1 彼方の農夫は何人ぞ/ 2 ブリキの蝶/ 3 ごろつき/ 4 初めが肝腎/ 5 名前/ 6 時計の中の人形/ 7 イエローストーン公園/ 8 質問無用

【著者紹介】
メアリー・マッカーシー : 1912‐1989。1912年シアトル生まれ。6歳のとき、当時大流行していた流感(スペイン風邪)で両親を失い、弟3人とともに父方の大叔母とその夫に引き取られる。サディスティックな夫婦のもとで知識欲を抑圧された悲惨な生活を送るが、5年後、母方の祖父母に救い出される。本書はこのときの体験をもとに書かれた。その後1929年に名門ヴァッサー大学に入学。卒業の直後に結婚し、同時に「ニュー・リパブリック」「パーティザン・レヴュー」などに寄稿を開始、辛口の批評家として知られるようになる。また二度目の結婚相手だった高名な文芸批評家エドマンド・ウイルソンの勧めで小説を書きはじめ、ベストセラーとなった『グループ』や『アメリカの鳥』で作家としての名声を確立する

若島正 : 1952年京都市生まれ。京都大学大学院修士課程修了。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shun'ichiro AKIKUSA さん

    本当に少女時代のみ。あとがきによればマッカーシーは後半生の回想や自伝を書かずになくなったようだが、悔やまれる(とはいえ30年代の回想は読みたいが)。池澤夏樹の解説は不要ではないか。

  • ロピケ さん

    初出時の読者の反応、自分の記憶の再点検等を間に挟む構成はとてもユニークで、作者の著書への素直な態度に共感。美的センスが鋭い著者は人はもちろん、花に対しても厳しく、ケイトウやカンナを「でかくて品のない花」(実をいうと私も好きではないけれど…)、私の好きなナスタチウムは「吐き気を催す」とバッサリ。もっとも、この花に対する好き嫌いは、花に関係する人間が原因なのかもしれない。大学受験の準備でカエサルの『ガリア戦記』を通してラテン語の個人指導を受ける場面や、自身の受けたカトリック教育についての意見表明の部分が秀逸。

  • ひとみ さん

    『アメリカの鳥』作者の回想録というか半生記というか。六歳の時に金遣いは荒いが楽しい暮らし方を心得ていた両親を流感で亡くし、孤児となった著者と弟たちはサディスティックな大叔父夫妻に引き取られる。そして地元の名士だった祖父に引き取られるまで虐待されながら育った…というエピソードから始まるせいか、著者の筆致がユーモアを交えた辛辣なものなので知的で美意識が高くてある意味頑固でプライドが高い女の子の本として読む。斟酌なく言い切る著者の筆致におののきつつも単純に面白かった。寄宿学校時代のエピソードが好きだった。

  • あゆころ さん

    信仰を失う下りの秀悦さに興奮する。信仰を失うシナリオに基づいて演じていたはずなのに、そして捨てる気などさらさらなかったのに、通り一遍に物事をおさめようとする、子供(と思っている対象)の話だからときちんと取り合わない、その時々にうまれる対話に対応できないシスターや神父によって優秀なカトリック伝道者予備軍だったかもしれない著者が本当に無神論者になる流れ、面白すぎる。結果的に自分で作り出したこの事件が彼女の人生の1つの転換になっていて、そこも物語性がやたら高い。

  • たま さん

    久しぶりにまっすぐな本を読む。懐かしいなあと思えば遥か昔、知的で退屈でもあり、けれど未来に向かっていける頃。知を叩き上げる時代。

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