ミリネ編皇甫康子責任編集

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家族写真をめぐる私たちの歴史 在日朝鮮人・被差別部落・アイヌ・沖縄・外国人女性

ミリネ編皇甫康子責任編集

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784275020475
ISBN 10 : 4275020472
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ「家族写真」なのか。さまざまなルーツをもつ女性たち24人が語る、もう一つの歴史。

目次 : なぜ「家族写真」なのか―ジェンダー、民族的マイノリティと表現活動(皇甫康子)/ 1 在日朝鮮人女性たち(皇甫康子―「在日」家族の写真/ 鄭美由紀―母にとっての家族写真/ 李和子―オモニのアルバム―薄れゆく記憶をたよりに歴史を紡ぐ ほか)/ 2 被差別部落出身の女性たち(上本由加利―「純白」のアルバムから/ 川崎那恵―母からのメッセージ―いつだって自分で決めたらいいよ/ 熊本理抄―「家族」というかさぶた ほか)/ 3 アイヌ・沖縄・フィリピン・スリランカ・ベトナムの女性たち(原田公久枝―おかあちゃんとおとぉちゃんの話/ 新垣安子―フィリピンから日本へ―戦争で故国を離れた母のこと/ 大城尚子―私のなかのオキナワ―祖父の死を受けて ほか)/ 萩原弘子さんに聞く―「家族写真」に写っていないものは 写真の真実、写真の嘘

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とよぽん

    ミリネ編、という表記が気になり、奥付から読み始めた。朝鮮語で、「銀河」という意味の言葉であると。日本に来て暮らす、いろいろな国出身の人。アイヌの人や被差別部落出身の人、沖縄の人。書き手は全て女性で、日本の近現代史を生きた祖父母や父母、そして自身の足跡を記す。そこに絡めて家族写真が物語る、それぞれの家族の事情や機微が真に迫る。中でも私が最も心打たれたのが、川ア真由子さんの「私のお母ちゃん」。差別を受けた人たち、家族の中でも、親と子など立場が違えば理解できないことが多い。ここにもジェンダー不平等がある。

  • たまきら

    身近で見聞きしないと、声をあげてもらえないと気づけないー結局、そこが社会の一番の問題なのだー「みんなちがって、みんないい」はずなのに、気づけば同調圧力に飲み込まれ、私たちは「普通」でないことを隠さないといけないのです。私たちは声をあげられる場づくりを、理解し合う努力を諦めてはいけないという思いを強くしました。この国の「家族のかたち」はもっと多様であっていいはずです。

  • ヒラP@ehon.gohon

    在日朝鮮人、被差別部落、アイヌ、沖縄、外国人、様々な出自が、差別や苦しみの根源であることを重く受け止めました。 共生社会がうたわれ、そのような感覚は薄らいでいることを信じたいのですが、自分のルーツは変えようがないことも受けとめました。

  • てくてく

    副題にある様に、在日朝鮮人、被差別部落、アイヌ、沖縄、外国人女性たち24名の家族についての物語が家族写真を用いて語られている。手紙および写真でしか近況を伝えることができなかった時代、あるいは事実を伝えるというよりもこうあって欲しいということを伝えるための写真の役割が興味深かった。

  • らすた

    いろんな立場で日本に暮らす方々の生活が生々しく感じられます。こういった方々も幸せに暮らせる社会ができないものか。 たまたま図書館で手に取った本ですが、出会えて良かったと思います。

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